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8Kという映像の画質

最初に話が出てきたときはさすがに驚きましたが

【速報】PC遠隔操作ウイルス事件、"真犯人からのメール"に片山被告がコメント

リンク先のまたリンク先にあるメールとされる文の中にB-CASうんぬんかんぬんとあったのでこのネタを今日は取り上げようと思ったのですが、どう読んでも胡散臭いのでやめておきます。「釣られて大真面目に書いた」なんてことになったらバカらしいし。真犯人より愉快犯の可能性のほうが高いと思っておいた方がいいでしょう。

当ブログとして取り上げたいのは、昨日も書きました8Kの話。4K放送が間近にせまったせいか、8Kに関する動きが大変活発化してきました。もちろん動いているのはもっぱら日本放送協会とその関連会社およびその依頼での開発協力に限られるんですが、CATVの体制ならすぐにでも放送の準備を始めることが出来るといわんばかりの勢いです。実際8K放送があるとしたらまずケーブルテレビ、それからBS放送という流れになるでしょう。総務省は4Kと8KをまとめてUHDTVとしており、地上波は4K、衛星は(最大)8Kと言う流れもくろんでいる気がします。

それはいいんですが、8Kという画質が果たして我々にとって必要なんでしょうか? と書くと「当初はフルHD(2K)だって必要ないなんていわれていたのにいまや万民に受け入れられている。いまさらSDに戻れないだろう」などという突っ込みが来るかも知れませんが、2Kが受け入れられたのは普通に地上波が2Kで放送しているからと、テレビが液晶になったからです。生産性を最優先して解像感が高い代わりに拡大処理が苦手で汚いところをより汚く見せるのが得意な液晶テレビ一色にしてしまうから、映像も2Kのものを使ってごまかすしかなくなっただけです。HDのブラウン管やプラズマで見る分にはSDも充分それなりの映像として汚さを気にせずに視聴できますし。

話を8Kに戻しますが、あれを体感する機会は前回書いたような特別上映会のようなものしかありません。現在は映画館も新作はほぼ100%デジタルになっているので解像度で表現される映写装置を使っていますが、予算をかけた映画+良い映画館の組み合わせでも4Kまでしか体感できません。低予算の映画なら2Kもまだあるようですし、地方のチャチな映画館なら2Kの映写機をいまだ使っているかも知れません。映画ですらまだそんなものなのに、8Kが果たして家庭で受け入れられる予知はあるのでしょうか。ちなみに4K映像を意識して体感したい方は、6月7日より全国で上映される1954年度版「ゴジラ」第一作4Kリマスター版が最適(^^)ハリウッド版の前に是非。

もちろんこの何年かで映像に対する要求は上がってきていますから、いつか4Kでは物足りなくなることもあるかも知れませんしね。2Kのさきがけだったアナログハイビジョンも当初は「フィルムに匹敵するビデオ画質」とされ、これまたわたしの趣味と知識の範疇で申し訳ないですが、1992年映画「ゴジラVSモスラ」で、合成元とリアルタイムで重ねながら撮影できる便利な技術ということでアナログハイビジョン合成が使われたことがあります。それだけ当時はHD画質というのは画期的でした。もっとも、モスラ映画特有の小さなキャラ専門で使われましたし、わずか2年後の「ゴジラVSスペースゴジラ」ではデジタル合成が使われるようになってアナログハイビジョン合成はあっという間に寿命が尽きたんですが。

8Kもいずれはそういう使われ方をされるかも知れません。でも、それはだいぶ先の話です。HDだって普通になるまで20年という年月がかかりました。現代ではそれほど遅くはならないかも知れませんが、4Kが色あせることは10年は無いでしょう。映画の巨大スクリーン用、コンサートの同時中継、オリンピックのようなスポーツのパブリックビューイング、そういうものに8Kを推そうというのなら大賛成ですよ、わたしも。8Kが映像という作られたものを意識しない、スクリーンが直接世界の窓であるかのごとき画質であるとわたしは思います。だからこそ、現地まで行くわけではないけどそこまで出向いてみることに価値を見出す設備用であるべきではないかと。家庭に置くのは、どこか手前に幕を張ったような現実と非現実の狭間にある映像にとどめるべきかと。現在の技術なら、液晶4Kか有機ELの二択というところでしょうか。

ただ、ここまできたら引っ込みがつかないでしょうねぇ。家庭向けの量産を当て込んで作った規格が業務用に転向して成功した試しはありませんから。成功するには録画規格~もちろんノンプロテクトであることが8Kであることと以上に最重要~と平行して録画視聴を前提とした規格にでもあればまた違った道も見出せるでしょうが、アナログハイビジョンのごとく来ない未来を先取りした規格で終わる気がします。

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