山本孝興
2014年5月17日11時25分
民間の不動産情報会社による「住みたい街ランキング」で東京・池袋が急上昇している。昨年13位から今年は3位に躍進。横浜や自由が丘などの人気都市に割って入った。「通過される街」とも言われた池袋が、変わりつつある。
調査は、住宅情報サイト「SUUMO(スーモ)」を運営するリクルート住まいカンパニー(東京都千代田区)が実施。1月30日~2月2日、東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城の1都4県の20~40代の男女3千人が回答した。
2010年に始まり、東日本大震災があった11年を除き今年で4回目。1位は4回連続で吉祥寺。交通の便がよく商業施設も充実。自然も豊かで不動の人気を誇る。恵比寿、横浜、自由が丘など、住環境、商業施設、交通網が整う街が上位を占めてきた。
池袋は10年の8位が最高で、12年11位、13年13位と毎年順位を落としていた。
池袋駅には山手線の他、東武東上線や西武池袋線など8路線が乗り入れ、西武や東武百貨店もある。なのに、人気は低迷。今回の躍進に、SUUMOの池本洋一編集長は「街のブランドイメージより、実質的な利便性が評価されたのだろう」とみる。
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部
PR比べてお得!