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 北部九州、南九州、中国地方の三つのエリアを発着する車が連続3~4日間、宮崎、大分両県の高速道路を定額料金で自由に乗り降りできる――。西日本高速道路が今年度に計画中の定額周遊プランの概要が16日、両県でつくる広域観光推進協議会で明らかにされた。

 協議会によると、定額プランは「大分宮崎ドライブパス」(仮称)。東九州道の開通を機に観光客を呼び込もうと、両県の要望を受けて西日本高速道路が行う。同様の取り組みは四国で昨年8~12月に実施されたが、九州では初めて。

 計画中のプランは定額で発着地の往復と両県内の高速道が乗り放題となる。対象発着地は①広島・山口②福岡・佐賀・長崎③熊本・鹿児島の三つ。エリアごとに料金は変わる。宮崎、大分両県の空港レンタカーや指定フェリーの利用客にもプランを適用する。いずれも料金は未定。協議会側は9~11月の実施を要望している。ETC搭載車が対象で、事前の申し込みが必要となる。(堀川勝元)