5回表 2死一、二塁、畠山が左越えに3ランを放つ(佐藤春彦撮影)
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◇ヤクルト7−4中日
中日は先発岡田が乱調で連勝は4でストップ。4回に畠山の適時打などで3点を先行され、5回には畠山の6号3ランなどで4点を加えられた。ヤクルトは4戦連続2桁安打で、今季初の4連勝。6イニング3失点のナーブソンが来日初勝利。
ヤクルト打線が止まらない。計48安打で巨人に3連勝した勢いそのまま、4試合連続2桁安打で今季初の4連勝だ。試合前、差し入れされたドアラの顔型どら焼きを、真っ二つに割ってかぶりついた小川監督は「(中盤以降)形勢は逆転してたけど、なんとか逃げ切れた。中軸から皆つながって、いい形で得点できた」と『ドラ食い』にニヤリ。「まだまだ。借金がいっぱいあるからね」と追撃の手は緩めない。
バレンティンの後ろに座る5番・雄平、6番・畠山の存在感が増している。雄平は好機に回ってきた4、5回のどちらも初球を右前に運び適時打にした。4月末に「後ろに体重を残しすぎていたが、やっと自分のタイミングで打てるようになってきた」と話していた通り5月に入ってからは打率4割1分3厘、5本塁打と絶好調。畠山は2試合連続で本塁打&猛打賞で4月1日から打率3割以上をキープしている。
真中打撃コーチが「2人が打てばバレンティンと勝負してくれるし、バレンティンが歩かされても点が入る」というよう、チームに相乗効果をもたらしている。 (竹村和佳子)
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