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英語教育 先進校でも「指導力に課題」6割5月17日 4時58分
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英語教育に先進的に取り組んでいる小学校に文部科学省がアンケートを行ったところ、6割余りが教員の指導力に課題があると感じているほか、中学校と連携したカリキュラムではないために学年が進んでも高度な学習につながっていないケースが多いことが分かりました。
このアンケートは文部科学省が、英語教育の研究開発校など、先進的に取り組んでいる3094校を対象に行いました。
この中で、現在、週に1時限の外国語活動が必修となっている5、6年生でどのくらいの時間を英語教育に充てているか尋ねたところ、「2時限以上」と答えた学校は1割にとどまりました。
課題について複数回答で尋ねたところ、『教える側の指導力』が66%で最も多かったほか、次いで『指導内容』が49%、『小学校と中学校の連携』が38%、『教材・資料』が35%でした。
また、中学校と連携してカリキュラムを作成している学校は2割にとどまり、小学校で先進的に学んでもそれを踏まえた高度な学習につながっていないケースが多いことが分かりました。
文部科学省は教員の研修や外部人材の活用など指導力の向上に取り組むほか、小学校から中学校まで一貫したカリキュラムの開発を進めることにしています。
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