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インド総選挙で右派勝利 政権交代へ
5月16日 20時42分

インド総選挙で右派勝利 政権交代へ
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インドの総選挙は16日、開票が行われ、最大野党で右派のインド人民党が単独で過半数の議席を獲得して圧勝する勢いで、10年ぶりに政権が交代し、次の首相にインド人民党のナレンドラ・モディ氏が就任する見通しになりました。

今月12日まで1か月余りにわたって投票が行われたインドの総選挙は16日、開票作業が行われています。
選挙管理委員会によりますと、日本時間の午後6時半の段階で、543の議席のうち最大野党のインド人民党が半数を超える278の議席でリードしていて、インド人民党が単独で過半数の議席を獲得して圧勝する勢いです。
一方、与党の国民会議派は、過去最低の50議席前後に落ち込む見通しで、10年ぶりに政権が交代することになりました。
インド人民党は来週にも連合を組むほかの政党と新たな政権を発足させ、次の首相には選挙戦を率いた西部グジャラート州のトップ、ナレンドラ・モディ氏が就任する見通しです。
インド人民党は、国民の8割が信仰するヒンズー教を国の柱に掲げる右派政党で、インドの景気が減速するなか、経済手腕に定評のあるモディ氏を前面に押し出し、都市部から農村部までの幅広い層から支持を集めました。
これに対し、国民会議派は、ヒンズー至上主義者として知られるモディ氏が首相になれば社会が不安定化すると批判を強めましたが、インド人民党の勢いを止めることはできず、歴史的惨敗を喫しました。

インド人民党が勝利宣言

インド人民党のシン総裁は日本時間の午後7時前、ニューデリーにあるインド人民党の本部で会見し、「国民はインド人民党に政権を託してくれた。この結果にとても満足している」と述べ、インド人民党の勝利を宣言しました。
また、「首相候補のナレンドラ・モディ氏のもとで、よりよいインドを実現させる」と述べ、モディ氏が新政権の首相に就任するとの見通しを示しました。

国民会議派が敗北宣言

インドの総選挙で歴史的惨敗を喫した与党の国民会議派は、選挙運動を率いたラフル・ガンジー副総裁が記者会見し、「新政権を祝福したい。国民会議派にとってはひどい結果になったが、責任は私にある」と述べ、敗北を認めました。

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