2014年5月17日00時44分
同僚の警棒を盗んだとして、愛媛県警は16日、交番勤務の男性巡査(26)を窃盗の疑いで書類送検し、減給3カ月(10分の1)の懲戒処分にしたと発表した。巡査は、警棒をなくしたため、「怒られるのがイヤで盗んだ」と理由を説明。同日付で依願退職した。
県警監察官室によると、巡査は4月12日午前2時半ごろ、警察署内の事務室で仮眠中の同僚が椅子の上に置いていた警棒を盗んだ疑いがある。約15分後に警棒がないことに気づいた同僚が上司に報告。確認したところ、巡査が持っていた警棒の管理番号が同僚のものだった。
巡査はこの日午前0時すぎ、「男が刃物を振り回している」と110番通報を受けて向かった現場で警棒を紛失。その後、現場付近で見つかった。巡査は「自分の評価を下げたくなかった」と話しているという。
荒井仁志室長は「職務倫理の教養をよりいっそう徹底し、信頼回復に努める」というコメントを出した。
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朝日新聞社会部
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