米GMに35億円の制裁金=リコール遅れで過去最高額―運輸省

2014年5月17日 00時30分 (2014年5月17日 02時20分 更新)

 【ニューヨーク時事】米運輸省の道路交通安全局(NHTSA)は16日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)によるリコール(回収・無償修理)の対応に遅れがあったとして、同社が3500万ドル(約35億5000万円)の民事制裁金を支払うことに同意したと発表した。一つの案件に対する制裁金としては過去最高額という。

 2002年から生産された小型車について、点火スイッチが走行中に切れてエンジンが停止するなどの不具合を把握しながら、当局への報告が遅れたことが理由。今年2月にリコールを実施するまで、不具合に起因する事故で計13人が死亡している。

 この問題は司法省や証券取引委員会(SEC)など複数の関係当局が調査に着手しているが、処罰が発表されたのは今回が初めて。 

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