HOME >> 情報セキュリティ >> 安心相談窓口 >> よくある相談と回答(FAQ)

よくある相談と回答(FAQ):ワンクリック請求

最終更新日 2013年 5月14日

Q1:「システムの復元」が失敗する。

セーフモードで起動し、不正な登録/請求画面が表示された日より以前に戻しても、システムの復元が失敗したり、登録/請求画面が消えない場合は、パソコンを購入した時の状態に戻す、初期化という作業を行うことになります。
パソコンを初期化すると、パソコンに保存されたメールや写真、文書ファイルなども消えてしまいますので、初期化作業を行う前に、消えては困る重要な情報をDVDやUSBメモリ、外付けハードディスクなどにバックアップしておく必要があります。
パソコンの初期化方法は、パソコン毎に手順が異なるので、パソコンに添付されている印刷マニュアルを参照するか、パソコンメーカにご相談ください。

Q2:システムの復元ポイントがない。

Windows 7、Vista、XP などは、パソコンを購入した時点(初期状態)では、自動的に「システムの復元ポイント」を作成するように設定されています。
ウイルス対策ソフトによっては、ウイルスに感染した時の対処方法として、「一旦、システムの復元を無効にして、過去の復元ポイントを消してからウイルスを駆除または削除する」ような作業手順を推奨している場合があります。
その場合、ウイルスを駆除または削除した後、再度システムの復元を有効にする必要がありますが、それを忘れていると、復元ポイントがないという状況になってしまいます。
また、最近のウイルスの中には、システムの復元を無効にしたり、過去のシステム復元ポイントを削除してしまうものがあり、今回のワンクリック請求画面を表示するウイルスの他に、そのようなウイルスが感染していた可能性も考えられます。

Q3:何カ月も前から登録/請求画面が表示されていて、「システムの復元」をできる日付が無い。

Windows の仕様により、90日以上前のシステム復元情報は削除されるようです。
なお、余り古い日付にシステム復元した場合、その間に行った作業を全て元に戻すことになり、副作用で何が起こるか判りません。消えては困る重要な情報がパソコンに保存されている場合は、まずデータのバックアップを行ってから、システムの復元を行うことをお勧めします。

Q4:セーフモードとはなんですか?

セーフモードというのは、パソコンを起動するのに必要な最小限のプログラムだけを使うようになります。通常モードでパソコンを起動すると、不正なプログラムが動作して修復作業をじゃましたり、操作しづらくなるため、今回のような作業においては、セーフモードで起動していただいています。
なお、セーフモードで起動すると、マウスカーソルが動かなくなることがあります。その場合は、操作しづらいかもしれませんが、通常モードでシステムの復元を試してください。

Q5:パソコン起動時、F8キーを押しても、セーフモードを選択する画面が表示されない。

F8キーは、セーフードを選択する画面が表示されるか、通常モードで起動してしまうまで、繰り返して押してください。F8キーを押すタイミングが合わない場合、セーフモードを選択する画面が表示されずに、通常モードで起動してしまう場合がありますので何回か試してください。パソコンの種類によってF8キーが効かない場合があるようです。3回位試してダメな場合は、パソコンメーカにお問合せください。

Q6:セーフモードでログオン時、どのユーザー名を選べばいいか分からない。

パソコンを自分一人で使っている場合、自分でユーザー名を設定していない場合は、通常は「owner」というユーザー名を選択してください。よく分からない場合は、「administrator」を選択してください。

Q10:パソコンにプリンタがついていない。手順書をFAXで送ってほしい。

お手持ちのFAXから、安心相談窓口の電話番号 03-5978-7509 に掛けていただき、次の資料番号を入力すれば、自動的にFAXを受信できます。

    ・ 6-1-0 Windows XP 用の手順 (A4 12枚)
    ・ 6-2-0 Windows Vista 用の手順 (A4 13枚)
    ・ 6-3-0 Windows 7 用の手順 (A4 12枚)
    ・ 6-4-0 その他の Windows の資料 (A4 4枚)

Q11:「システムの復元」と「パソコンの初期化」以外に対処方法はないのか?

不正な登録/請求画面が表示されるようになったのは、その業者のウェブサイトから不正なプログラムをパソコンに入れてしまったことが原因です。その不正なプログラムによって、貴方のパソコンがどういう状態になっているかを調べれば、「システムの復元」や「パソコンの初期化」以外でも修復できる可能性はありますが、業者毎に不正なプログラムが異なり、Windowsの種類毎に対処方法も異なるため、その調査をする必要があります。最近、次々と新しいサイトが増えていることと、相談件数が非常に増えてきたため、当相談窓口では個別の対処方法を調べてお知らせすることができない状況です。ご理解願います。

Q12:パソコンを初期化すれば、必ずウイルスは無くなるのか?

パソコンの初期化というのは、パソコンを購入後にパソコンに保存された全てのファイルや情報が消えますので、ウイルスは無くなります。
パソコンを初期化すると、パソコンに保存されたメールや写真、文書ファイルなども消えてしまいますので、初期化作業を行う前に、消えては困る重要な情報をDVDやUSBメモリ、外付けハードディスクなどにバックアップしておく必要があります。
パソコンの初期化方法は、パソコン毎に手順が異なるので、パソコンに添付されている印刷マニュアルを参照するか、パソコンメーカにご相談ください。

Q13:パソコンを初期化すると、どのような影響があるのか?

パソコンの初期化というのは、パソコンを購入後にパソコンに保存された全てのファイルや情報が消えます。
ウイルスのような不正なプログラムは消えますし、不正なプログラムによって変更された設定情報も元に戻ります。
しかしながら、パソコンに保存されたメールや写真、文書ファイル、パソコン購入後に自分でインストールしたプログラムなども消えてしまいます。また、プロバイダの設定やメールのアカウント情報なども消えてしまいます。
従って、初期化作業を行う前に、消えては困る重要なデータをDVDやUSBメモリ、外付けハードディスクなどにバックアップしておく必要があります。
パソコン購入後に自分でインストールしたプログラムは、初期化後に再度インストールする必要がありますが、インターネットから有料ソフトをダウンロードする場合、ライセンスコードが判らなくなってしまうと、再度費用が発生してしまうので、初期化前に、当該有料ソフトの販売元に相談しておくことをお勧めします。
Internet Explorer のようなブラウザソフトの「お気に入り」や、Outlook Express のようなメールソフトの設定情報やメールを保存する場合、それらの情報がハードディスク内のどこにあり、どういう操作をすればよいかは、ソフト毎に違う場合が多いので、判らない場合は、パソコンメーカに聞くか、YahooやGoogleなどの検索サイトで、操作方法を調べてから作業することをお勧めします。
パソコンを初期化すると、Windows Update のようなプログラムの更新も一旦元に戻ってしまいます。その状態で不正な仕掛けをされたウェブページを見たり、ウイルスメールを読むと、折角不正なプログラムを消しても再感染してしまう危険性があります。パソコンを初期化したら、すぐにWindows Update を何回か繰り返して、「重要な更新がありません」のようなメッセージが表示されることを確認してから、他の作業に取り掛かってください。
パソコンの初期化方法は、パソコン毎に手順が異なるので、パソコンに添付されている印刷マニュアルを参照するか、パソコンメーカにご相談ください。

Q14:中古パソコンまたは自作パソコンなので、初期化ができない。

初期化作業に必要なDVDやCDなどの媒体が付属していない場合、パソコンメーカやパソコンを作ってくれた方にお問合せください。
万が一不正な方法でライセンスのないオペレーティングシステムを使っていた場合、正規のライセンスを購入する必要があります。
なお、古いパソコンの場合、初期化作業に必要なDVDやCDなどの媒体を既に販売していないことがあります。

Q15:システムの復元は失敗した、初期化できない、サイト名も分からない、どうすればいい?

インターネット検索サイトから、”ワンクリウェア駆除ツール”と入れて検索をすると、そのようなツールを見つけることが出来ます。
※そのようなツールをインストールしてご利用される場合は、ご自身の責任の下でご利用ください。

Q20:アダルトサイトを見ていないのに何故このようになったのか?

当方で調べた限り、アダルトサイトの登録/請求画面が表示されて消えないようになった場合は、必ず、当該サイトで複数回クリックして不正なプログラムをご自身でパソコンにいれる作業を行っています。貴方がアダルトサイトにアクセスしていないのであれば、他の方が操作したと思われます。

Q21:ウイルス対策ソフトを使っているのに、何故ウイルスに感染したのか?

ウイルス対策ソフトの多くは、ウイルスの特徴を指名手配書のような形で持ち、その情報と一致したものをパソコンに入れないようにチェックしています。ウイルス対策ソフトを提供している会社(セキュリティベンダ)が新しいウイルスを発見すると、指名手配書を増やしていくのですが、ワンクリック請求を行う業者は、自分のウェブサイトにおいてあるウイルスが市販されているウイルス対策ソフトで検知されると商売に影響するので、ウイルスの形を若干変更してウイルス対策ソフトで検知できないようにしてしまいます。セキュリティベンダとワンクリック請求業者がいたちごっこをしている状況です。
また、最近は、マイクロソフト社の正規のプログラムを使ってパソコンの画面に登録/請求画面を表示する方式が増え、ウイルス対策ソフトによっては、一旦表示するようになってしまうと修復しない場合もあるようです。

Q22:パソコンは家族で共用している。誰もアダルトサイトを見ている訳がない。なぜこのような症状になったのか?

この様なウイルスが、パソコン内に勝手に入り込んで来ることはありません。そのパソコンを操作した誰かがアダルトサイトを確実に見ています。
それでも家族の誰も見ていないということだと、家の中に入れる方か、不法侵入されたということになります。

Q30:3日以内に支払うように書いてあるが、支払ったら消えるのか?

消えるかどうかは、業者側の問題なので、当方では判りません。消える業者も消えない業者もあるようです。

Q31:放っておいたらどうなるのか、3日経ったら消えるのか?

放っておいたら消えたという情報もありますが、パソコンに入れてあるセキュリティ対策ソフトが消したと思われます。ほとんどの場合、放っておいても症状は変わらないようです。
放っておいたことでパソコンが壊れたというような情報は今のところありません。しかしながら、何が起きるかは、不正なプログラムによりますので、絶対大丈夫とは言えません。

Q32:消費生活センターは支払わなくても大丈夫と言っていたが、本当か?

当方は、パソコンに不正なプログラムが入ったことに対する技術的な相談に対応しています。業者との契約に関して不安がある場合は、消費生活センターなどにご相談願います。

 ⇒ 他組織の届出・相談窓口

Q33:消費生活センターからは「無視してよい」と言われたのに、IPAのウェブサイトでは「個人の責任を問われかねない」と書いてある。どっちが正しいの?

IPAのウェブサイトでは“予防策”が書かれています。つまり、「個人の責任を問われかねない」ので、安易にクリックして先に進まないでください、という趣旨です。
消費者センターの話は、“事後策”の案内です。つまり、自分で契約した意思が無かったのであれば、無視するしかない、ということです。
と言うことで、どちらも正しい、ということになります。

Q34:IPAのサイトを見てシステム復元して、請求書は出なくなった。あとは何かすることはあるの?/ウェブサイトを検索していて、”ワンクリウェア駆除ツール”を見つけた。ダウンロードして実行したら、請求書はでなくなった。これで対処は完了なのか?/特に何もしていなかったが、いつの間にか請求書は出なくなった。このままでもよい?

請求書画面が出ないのであれば、ウイルスによる影響は無くなっていると思われます。このまましばらく様子をみて使ってください。
もしまた請求書が出て来るようなことがあれば、安心相談窓口までご連絡下さい。

Q40:パソコンからメールアドレスを盗まれ、請求メールが届くようになるということはないか?

アダルトサイトの登録/請求画面を表示するウイルスが、パソコンから個人情報を盗むという情報は、今のところありません。
なお、迷惑メールの中には、「架空請求メール」とよばれる、貴方が利用していないサービスについて過去の利用料が未払いであるというような督促メールがまざってくることがあります。
架空請求メールは、サービス利用の有無にかかわらず、不特定多数に送られるだけなのですが、今回のようにアダルトサイトからの請求を無視している場合、そのサイトからの請求と勘違いしてしまいがちです。
そのような架空請求メールに対しては、メール内のURLをクリックしたり、添付ファイルを開いたり、返信したりすることで、相手に個人情報が渡ってしまう可能性があるので、やってはいけません。

Q41:業者に電話を掛けたりメールを送った場合、電話番号やメールアドレスを変えた方がよいか?

業者に電話番号通知で電話をかけたり電子メールを送った場合、業者から電話やメールが届く可能性があります。
電話番号や電子メールアドレスを変更した場合、業者だけでなく、貴方の知人からも連絡がつかなくなるリスクがあり、例え知人全員に変更の連絡をしたつもりでも、音信不通になる可能性は残ります。
業者に電話をしてしまった場合、暫くは電話に出る時に自分の名前を言わないようにし、知人と判断できない場合は何もしゃべらずに電話を切る、という強い態度で対応をすれば、業者からの電話は掛ってこなくなると思われます。
業者からの電子メールに対しては、開かずに削除するという対応で良いのですが、アダルト系の迷惑メールが増えて困るという場合は、迷惑メールフィルタリングサービスやソフトを使うことをお勧めします。

Q42:会社のパソコンが感染したが、他のパソコンに感染が広がることはあるか?

今のところ、ネットワーク上の他のパソコンに感染するという情報はありません。

Q50:業者を捕まえてほしい。

当相談窓口では、犯人を特定したり、捕まえたりすることは行っておりません。今回の件が法律に違反しているのであれば、警察または弁護士にご相談願います。

 ⇒ 他組織の届出・相談窓口

Q51:消し方だけ教えてほしい。

今回の「ワンクリック請求」と呼ばれる登録/請求画面を表示するプログラムは、現在のところ個人情報を盗んだりパソコンの動作を不安定にさせる破壊活動は確認されていませんが、本来プログラムは製作者の命令通りなんでもできるので非常に危険です。なぜこのような被害に遭ったのかを理解しないと、今後もっとひどい被害に遭う可能性がありますので、【注意喚起】のページを全てお読みください。

 ⇒ 【注意喚起】ワンクリック請求に関する相談急増!

Q52:IPAでパソコンを修復してもらえないか?

IPAは技術的なアドバイスや修復に係る基本的な操作方法を教えますが、被害に遭ったパソコンを調査したり修復する作業は行っていません。
民間でそのような業務を行っている会社もありますので、パソコンメーカ、プロバイダ、お近くの電器店などにご相談ください。

Q53:電話で操作方法を教えてほしい。

初心者でも判りやすいように、パソコン画面を載せた操作手順をIPAのウェブサイトに掲載してありますので印刷し、ゆっくり読みながら操作してください。判らないことがあった場合は、まず「よくある相談と回答(FAQ)」を読んでください。それでも判らない場合は、相談電話の対応時間(平日の10:00〜12:00 と 13:30〜17:00)に電話をかけ、オペレータに、Windowsの種類と、操作手順のどの部分が判らないかを具体的に伝えてください。

Q54:前回は電話で操作方法を教えてくれた。

前回、何故このような被害にあったのかを説明したはずです。再び同じ被害に遭ったということは、今後も安全にパソコンを利用することができないと思われます。まず、注意喚起のページを最初から全て読み直してください。

 ⇒ 【注意喚起】ワンクリック請求に関する相談急増!