自民党の加藤紘一元幹事長が共産党機関紙「しんぶん赤旗」のインタビューに応じ、安倍政権が目指す集団的自衛権行使容認について「自衛隊を海外に出し、米軍と肩を並べて軍事行動させようということ。地球の裏側まで行くことは十分想定される」と批判していることが15日、分かった。18日付の同紙日曜版に掲載される。
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加藤氏は「議論はやりだすと徴兵制まで行き着きかねない。戦闘すると承知して自衛隊に入っている人ばかりではないからだ」と懸念を表明。「行使を容認したいなら、憲法解釈の変更などという軽い手法ではなく、正々堂々と改憲を提起すればいい。立憲主義は守るべきだ」と指摘した。
共産党は安倍政権に批判的な保守の論客との「共闘」を模索しており、昨年には自民党の古賀誠元幹事長が同紙インタビューに応じた。(2014/05/15-15:27)