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【書評】『知られざる日本国憲法の正体』吉本貞昭著
2014.5.3 11:15
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『知られざる日本国憲法の正体 マッカーサーはなぜ「帝国憲法」を改正したのか』
■成立過程を再現・検証し暴く
「どんな国にも、自分を守る権利がある。個人に人権というものがあるように」「憲法の改正手続きは、複雑であってはならず、簡明である必要がある」-。これは現在の憲法を作った「張本人」、GHQ民政局、チャールズ・L・ケーディス大佐の言葉である。
米国製の占領憲法を押しつけ、長らく日本の戦後を呪縛することになる「マッカーサー草案」を起草した責任者の一人である彼の言葉は今日、実に逆説的に響いてくる。
本書は、一貫して日本人の自信と誇りを取り戻すための著作を発表してきた著者が、膨大な資料を駆使して著す、「改憲」のための一冊である。
著者は本書で、ミステリーの謎解きのごとく、現憲法の成立過程を再現・検証し、「憲法第九条は、日本を弱体化させるためにマッカーサーが日本に押しつけたもの」という「間違った定説」や、護憲派の語る「きれいごと」に対し、日本国憲法の真実の姿、その「正体」を、容赦なく暴き出していく。本書を読み終えてなお、あなたは自信を持って、この憲法を後世に伝えたい、子供たちのために守りたいと思えるだろうか。
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