2回表無死二塁、5号2ランを放ち、ナインに迎えられる畠山(中西祥子撮影)
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◇ヤクルト11−4巨人
巨人のお株を奪う猛打爆発で、ヤクルトが今季2度目の3連勝だ。先発野手全員の17安打を放ち、今季4度目となる2桁得点の快勝。この3連戦でのチーム安打は16、15、17本の計48安打(うち本塁打5発)で、計27得点。巨人戦の3連戦3連勝は昨年4月26〜28日(神宮)以来で、小川監督は「巨人戦に勝つってことは気分的にも全然違うし、自信になる。この3連勝は非常に大きい。内容ある打撃が多かった」と、ご満悦だ。
2人の新打撃コーチの下、今季は打線が活発だ。チームの打率、本塁打数、得点はセ界トップ。昨年2軍監督として、6年ぶりイースタン優勝に導いた真中打撃コーチは、積極的な打撃を奨励。ヤクルトで青木(現ロイヤルズ)、横浜で内川(現ソフトバンク)と、2人の首位打者を育てた杉村打撃コーチは、打撃理論に定評がある。
脅威の6番打者・畠山は、2012年6月27日DeNA戦(那覇)以来の1試合4安打をマーク。昨年は不振にあえいだが、キャンプから毎日欠かさず杉村打撃コーチと二人三脚のティー打撃でフォームを固めた。5月に入ってから下降気味だったが「今季は悪くなったときに戻すところがある」と短期で復調。また、2安打4打点の中村は「どんどん振っていけと言われているし、全打席初球(ファーストストライク)から振っていけた」という。
この勢いを駆って、前回3タテを食らったナゴヤドームに乗り込む。 (竹村和佳子)
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