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【プロ野球】

セペダ 4番デビュー 初打点も試合は敗戦

2014年5月16日 紙面から

巨人−ヤクルト 3回裏2死二塁、右前に来日初ヒットとなる適時打を放つセペダ=東京ドームで(中西祥子撮影)

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◇ヤクルト11−4巨人

 ヤクルトが17安打11得点で今季2度目の3連勝。1回に一ゴロで先制し、2回は畠山が2ランを放った。3−2の6回は中村の2点二塁打などで3点を奪い、終盤も雄平の2ラン、川端のソロなどで加点した。巨人は4連敗で3位転落。

     ◇

 いきなり、バットで魅せた。新しく巨人の一員に加わったセペダが日本初試合で名刺代わりの快打を飛ばした。「4番・左翼」でスタメン出場すると、3回2死二塁でヤクルト・木谷が5球目に投じた直球をフルスイング。一、二塁間を鋭く破ったゴロは来日初打点の右前適時打に変わった。

 「打点もあげられてうれしい気持ち、ホッとした気持ちがある」と語るセペダは試合後、真面目な性格を示すように入念にケア。報道陣の前に姿を見せたのは終了から1時間以上たってからだった。デビューを白星で飾れなかったが、「1試合やったことが大きい」と手応えを感じていた。

 12日に来日。時差ぼけも残っているという。そんな中で、伝統ある4番を任せることを原監督から告げられた。WBCなど数々の国際大会を経験したセペダでも極度の緊張を感じていた。1回の第1打席に立つまでは硬い表情のままだった。

 しかし、そこはキューバ代表で長年、主軸を張ってきた男。試合前に見た木谷の映像にこの日の様子を重ね合わせて、頭の中で分析した。「2打席目は実際に見た感じでアジャストした」と振り返ったセペダ。この適応力の高さが第80代4番としての仕事をしっかり果たすことにつながった。

 もちろん、原監督も称賛を惜しまない。試合後の会見では「非常に存在感があるし結果も出た。いいデビュー戦だったと思います」と合格点を与えた。16日からは首位・広島との直接対決。「相手は違うけどリラックスして迎えられる」と緊張が解けたことを強調したセペダは自らに課せられた役割をまっとうする決意だ。 (川越亮太)

 

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