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10年目片岡、1000安打「気持ち新たに頑張りたい」

2014年5月16日6時0分  スポーツ報知

 ◆巨人4―11ヤクルト(15日・東京ドーム)

 東京ドームのスコアボードに、「通算1000安打」をたたえる字幕が浮かんだ。片岡は花束を渡され、一塁ベース上でヘルメットを取り大歓声に応えた。「喜んでいいのか分からないですね。もっといい場面で打てたら良かった」。チームは4連敗。厳しい試合で祝福ムードに包まれ、少し照れ臭そうだった。

 甘い球を逃さなかった。7回先頭。1ボール1ストライクから、木谷の真ん中高めのスライダーを中前へ打ち返した。「僕らしいヒットだったかなと思います」。試合前には社会人野球・東京ガスで同期入社だった内海から「オレは100勝するのに苦労した。今日アカンかったら大変になるよ」とプレッシャーをかけられ、「オレはすんなり行く」と言い切っていた。プロ10年目で史上276人目の大台に到達した。

 ずっとけがとの戦いだった。宇都宮学園高(現・文星芸大付)では腰椎分離症で医師から“引退勧告”を食らい、東京ガスでも入社から2年間、まともに試合に出られず。11年から3年間は度重なる故障で、出場は100試合以下だった。身体能力の高さが生む故障が多かったが、「けがのリスクもあるけど、思い切ったプレーが自分のスタイル」と信念は曲げなかった。

 昨年12月に山形の施設で人生初めて断食を行い、一から体を見つめ直した。新天地では、不眠症に陥ったこともあった。「巨人は負けても新聞の1面になる。怖さもあるけど、自分らしくプレーするだけ」。強い危機感がFA戦士を支えている。

 この日は4日の中日戦(ナゴヤD)以来、今季4試合目の1番スタメン。今やチームに欠かせない存在だ。「(1000安打で)ちょっと硬くなっていたかもしれない。ここから。気持ちを新たに頑張りたい」。新エイトマンがヒット数を伸ばし、原巨人を引っ張っていく。(小谷 真弥)

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