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就職率が改善 高校生は「バブル期並み」
5月16日 10時37分

この春、卒業した大学生の就職率は94.4%、高校生は96.6%で、いずれも去年を上回りました。
高校生はバブル期並みの高い水準となり、厚生労働省と文部科学省は「企業の採用意欲は高い状態が続いている」と分析しています。

厚生労働省と文部科学省が、この春に卒業した大学生のうち、およそ4800人を抽出して調べたところ、先月1日の時点の就職率は94.4%で去年の同じ時期を0.5ポイント上回り3年連続で改善しました。
しかし、リーマンショック前の水準までは回復しておらず、就職先が決まらないまま卒業した人は2万2000人余りと推計されるということです。
地域別の就職率は、関東が最も高く96.4%(前年比+0.6)、次いで中部が95.4%(+0.4)、近畿が93.8%(+0.6)、北海道・東北(+1.4)と中国・四国が92.8%(ー1.0)、九州が90.8%(+0.2)となっています。
一方、高校生の就職率は、3月末の時点で96.6%で、去年より0.8ポイント高くバブル期の平成4年以来の高い水準となりました。
都道府県別に見ますと、最も高いのは福井と石川で99.8%、富山が99.7%などとなっています。
また、最も低いのは沖縄で85.6%、次いで千葉と兵庫、それに大阪がいずれも93%となっています。
厚生労働省と文部科学省は「景気の回復で企業の採用意欲は高い状態が続いている。まだ就職先が決まっていない人も一定数いることから、支援に取り組んでいきたい」と話しています。

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