木星:「大赤斑」年々縮小 横幅3分の1に
毎日新聞 2014年05月16日 11時19分(最終更新 05月16日 12時43分)
木星の表面の特徴的な模様として知られる「大赤斑」が年々縮小し、ハッブル宇宙望遠鏡の4月の観測では横幅がこれまでで最小の約1万6500キロになったと、米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)が15日発表した。
大赤斑はアンモニアやメタンでできた雲で起きている巨大な渦巻き。かつては地球(直径約1万2700キロ)を横に三つ並べたより大きな横幅があったが、1個分強に相当するまでに縮んだ。研究者は、周囲の小さな渦との相互作用で内部構造が変化したためとみている。
アマチュア天文家の観測で縮小ペースが加速していることも判明。(共同)