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長期金利軒並み低下 世界的株安の要因に5月16日 9時12分
金融市場では、世界的な低金利が続くという見方を背景に、アメリカやドイツ、日本など先進国の国債を買う動きが加速して、長期金利が軒並み大幅に低下し、世界的な株安の要因となっています。
15日のニューヨーク債券市場では、先進国の中央銀行が金利の引き上げを急がずに、当面低金利政策を続けるという見方が広がったことから、前日に続いて国債などの債券を買う動きが強まりました。このため、長期金利の代表的な指標となっている10年ものの国債の利回りは、それぞれ大幅に低下し、アメリカの長期金利は半年ぶりに2.4%台に低下しました。また、ドイツの長期金利が1年ぶりに1.2%台まで低下したほか、イギリスは9か月ぶりの水準に、日本も2か月ぶりの水準までそれぞれ低下しました。
金融市場では、資金を国債に振り向ける代わりに、株式を手放す動きも強まっていて、15日のニューヨーク株式市場ではダウ平均株価が160ドル以上下落しました。このため、世界的な長期金利の低下や株安の傾向が今後も続くかどうか注目されています。
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・ 長期金利2か月ぶり低水準 東京債券市場 (5月16日 11時50分) ・ 世界的低金利の観測 米の長期金利低下 (5月15日 11時11分) |
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