今までWindows7 32bit+Eclipse Helios+Android SDKという組み合わせでAndroid開発を行ってきたが、OSをWindows7 64bit+ADT (Android Developer Tools)に変更したので、そのメモ。このADTにはEclipseが内臓されるので、その日本語化等を行った。
ADT (Android Developer Tools)は
http://developer.android.com/sdk/index.html
の右下のDownload SDKからダウンロードすることができる。
ダウンロードしたadt-bundle-windows-x86_64.zipを展開し、D:\adt-bundle-windowsに配置。
EclipseはD:\adt-bundle-windows\eclipse、SDKはD:\adt-bundle-windows\sdkに配置されることとなる。
EclipseにはJDKが別途必要になるので、ここから別途ダウンロード&インストール。
推奨はJDK6ということだが、最新のjdk-7u9-windows-x64.exeを利用した。
基本的にはこれだけで利用が可能。
jarsigner(apkファイルの署名に必要)やadbが必要な場合、環境変数でユーザーの環境変数のPATHに
C:\Program Files\Java\jdk1.7.0_09\bin;D:\adt-bundle-windows\sdk\tools;D:\adt-bundle-windows\sdk\platform-tools
のように設定する。
adbだけがあればいい場合、
D:\adt-bundle-windows\sdk\platform-tools
だけ追加する。
Eclipseの日本語化
ADT内臓のEclipseでも、Pleiades(プレアデス) をインストールすると日本語化されます。
http://mergedoc.sourceforge.jp/
の「Pleiades プラグイン・ダウンロード」の安定版をダウンロード、展開します。
展開されたファイルをEclipseのディレクトリ(ここではD:\adt-bundle-windows\eclipse)に追加コピーします。
同ディレクトリにあるeclipse.iniをテキストエディタで開き、最後に以下を追加します。
-javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar
その後、コピーした「eclipse.exe -clean.cmd」を起動、Eclipseが起動したら日本語化されます。
一旦、日本語化された後は、通常通りeclipse.exeから起動すればOKです。
Eclipseの設定
Eclipse>ウィンドウ>設定>Androidの
SDK ロケーションで
sdkのディレクトリ(ここではD:\adt-bundle-windows\sdk)が選択されているか確認します。
Eclipse>ウィンドウ>設定>一般>ワークスペースの
テキスト・ファイルのエンコードをUTF-8にしておくといいでしょう。
エラーと対策
プロジェクトをインポート(ファイル>インポート>一般>既存プロジェクトをワークスペースへ)した場合に、
Unable to resolve target ‘android-xxx’
と表示される場合は、そのSDKがインストールされていないのが原因です。
ウィンドウ>Android SDKマネージャー
からSDKマネージャーを起動し、対象のGoogle APIsをインストールすればOKです。
(もしくはproject.properties、default.propertiesのtargetを変更します)
Android requires compiler compliance level 5.0 or 6.0. Found ’1.7′ instead. Please use Android Tools > Fix Project Properties. などと表示された場合は
プロジェクトを右クリック>Androidツール>プロジェクト・プロパティーを修正
となります。
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ADT (Android Developer Tools)は、全部入りで開発環境もすばやく構築することができるので、従来のEclipse+Android SDKよりおすすめです。