高橋末菜
2014年5月16日06時46分
ファストフード店の労働者の賃上げを求め、非正規の働き手や支援者らが15日、東京都渋谷区などで街頭行動を行い、「時給1500円に」と声を上げた。米国の労働組合が呼びかけた、世界35カ国での一斉行動だ。
個人加盟の労働組合などでつくる「ファストフード世界同時アクション・東京実行委員会」が主催し、約80人が参加した。ハンバーガーや牛丼のチェーン店が立ち並ぶ渋谷センター街を練り歩き、ファストフード店の前で「時給が安すぎて残業しないと食べていけない」「1500円になれば貯蓄もデートもできる」などと口々に叫んだ。
埼玉県内の漫画喫茶の男性従業員(34)も参加した。時給は900円。「正社員と同じ仕事をしているのに、賃金が全然ちがう。いま日本の企業は非正規労働者が支えている。企業には生活を保障してほしい」と話した。(高橋末菜)
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朝日新聞社会部
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