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同時多発テロ伝える博物館が開館5月16日 5時13分
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アメリカで起きた同時多発テロ事件を後世に伝える博物館がニューヨークに完成し、オバマ大統領も出席して開館の式典が開かれました。
完成したのは、マンハッタン南部の世界貿易センタービルの跡地に建設されていた「9月11日メモリアル博物館」です。
15日に開かれた式典には、オバマ大統領や歴代のニューヨーク市長、それに遺族の代表らが参加しました。
オバマ大統領は演説で、3000人近い犠牲者を改めて追悼するとともに、「傷ついた人々に癒やしと希望の場を与えてくれた皆さんに感謝したい。この博物館でわれわれの心は一つになる」と述べ、博物館の設立に関わった関係者をねぎらいました。
博物館には、倒壊したビルや車両の残骸、それに遺族が提供した犠牲者の遺品が、数多く展示されています。
また、被害者の感情に配慮しながらも、事件を正しく後世に伝えるためとして、事件当日の詳しい経緯などを説明する映像や音声を使ったコーナーも設けられています。さらに、国際テロ組織アルカイダがテロを強行するまでの経緯をまとめたビデオも上映されていますが、この展示を巡っては、イスラム教徒に対する差別を助長しかねないとして、宗教団体が抗議しており、波紋も広がっています。
メモリアル博物館は、今月21日に一般に公開されることになっています。
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