1600匹超の爬虫類が南アフリカで足留め、米国へ空輸中に
[ヨハネスブルク 31日 ロイター] -マダガスカルから米国に向けて空輸されていた約1600匹の爬虫類が、接続便の欠航で、経由地の南アフリカに取り残された。ヨハネスブルクの動物園が31日、明らかにした。
動物園の職員によると、見つかったのはカエルやカメレオン、トカゲなど1685匹の爬虫類・両生類で、このうち約400匹は生息環境から引き離されたショックなどすでに死んでいたという。
残りの爬虫類はヨハネスブルクの動物園で一時的に保護されており、30日間の検疫を受ける。
動物園の獣医は「移動させられる状態ではなく、どこにも行き場がないため、ここに運ばれた」とし、「問題は生かせておけるかどうかだ」と語った。
動物園によると、絶滅危惧種も含まれており、自然保護団体などから問題視されるとみられる。
30日間の検疫後、爬虫類の送り主は5万ランド(約45万円)相当に上る可能性のある飼育代を支払うか、爬虫類を動物園に寄付するかを決める必要があるという。
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