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中国 日経新聞の中国人助手拘束
5月16日 5時13分

中国で、天安門事件の真相究明などを訴える集会に参加した人権派弁護士が、今月、公安当局に拘束されたのに続いて、この弁護士を以前取材した日本経済新聞の中国人助手が、新たに拘束されました。中国政府は、天安門事件から来月で25年となるのを前に、事件を巡る海外メディアの取材活動に対しても締めつけを強めています。

中国では、民主化運動が武力で鎮圧され大勢の死傷者が出た天安門事件の真相究明を訴える集会が、今月3日、北京で開かれましたが、参加した人権派弁護士の浦志強氏ら5人が公安当局に拘束されました。
これに関連して日本経済新聞は15日、重慶支局に勤務する助手の中国人女性が今月13日に公安当局に拘束されたと伝えました。
この助手は過去に浦氏をインタビューした記者の取材に同席したことがあり、自宅から連行される際、公安当局は家族に対し、浦氏を巡る捜査への協力を求めるためだと説明したということです。
さらに、関係者によりますと、浦氏と親交のあった香港紙、サウスチャイナ・モーニング・ポストの元記者の中国人女性も今月13日までに拘束されたということです。中国政府は一連の拘束について事実関係を明らかにしていませんが、天安門事件から25年という節目に、共産党の一党支配に対する批判が高まることを警戒しており、事件を巡る海外メディアの取材活動に対しても締めつけを強めています。

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