ニュース詳細
命名権買ったけど やはり昔からの名前で5月15日 17時12分
K10044778611_1405151854_1405151911.mp4
神奈川県鎌倉市の海水浴場について、名前を付ける権利=命名権を買い取った企業が名前の案を市民などから募った結果、「昔からの名前がいい」とする意見が多く寄せられ、この企業では当面、名前を変えないことを決めました。
この海水浴場は鎌倉市にある由比ガ浜と材木座、それに腰越の3か所で、鎌倉市は維持管理や運営にかかる財政負担を軽減しようと、去年、海水浴場の命名権を地元の菓子製造販売会社に年間1200万円の契約で売却しました。
会社では3か所の海水浴場の名前を公募で選ぶことを決め、15日、その結果を発表しました。
それによりますと、市民などおよそ400人から応募があったものの、新しい名前の案の代わりに「昔から親しんでいる名前がいい」という意見が多く寄せられたということです。
この結果を踏まえて会社では、鎌倉市や地元の商工関係者と話し合った結果、いずれの海水浴場も名前を変えないことを決めたということです。
海水浴場の命名権は今後9年間の契約で、再来年までは名前を変えないものの、その後については未定だということです。
公共施設などの命名権を巡っては、買い取った企業がPR効果を期待して、その名前に企業名や商品名などを使うケースが通例です。
海水浴場の命名権を買い取った菓子製造販売会社、豊島屋の久保田陽彦社長は、「命名権の値段は高かったと感じるが、多くの人から意見をもらって話し合った結果が元の名前を使うということなので、それでよかったと思う」と話していました。
[関連ニュース]
[関連ニュース] 自動検索 |
[関連リンク] |
|