12日放送の「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日系)では「実はニッポンが大好き!? 謎の隣人 中国人のココがわからない!」と題して、尖閣諸島の領土問題や、中国人の対日感情について出演者が討論。ビートたけしが中国について持論を展開した。

まず同番組では、先月日本を訪問したオバマ大統領が「尖閣諸島は日米安全保障条約の対象になる」と明言したことに対し、中国が「尖閣諸島は中国の固有の領土だ」と従来の主張を繰り返し、収束する気配のない領土問題について取り上げた。

たけしは領土問題について、「忘れちゃいけないのは、領土になったその前の民族っていっぱいいるわけじゃない」「色んな物を潰したあとの取り合いだから、それはもう一回深く考えないと」と口火を切った。

日本統治下の台湾で、高砂族と呼ばれた台湾先住民を例に挙げ、「(元来より)高砂族とかいっぱいいるでしょ。(日本の後)蒋介石くるでしょ。そしたら蒋介石政権になってるわけだよね。すると前の民族は一体どうなってるんだ」と語った。

また、日本に対する中国の対応については、「中国なんかは、なんで(イギリスから)アヘン戦争の賠償金もらわないんだって、いまだに思ってるもん」「おかしいじゃないか、あれだけやられて」と、イギリスと日本とで異なる中国側の姿勢に疑問を投げかけた。

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