韓国の国連代表部、米国家安全局に監視されていたことが明らかに―中国紙

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中国紙・環球時報は14日、「韓国の国連代表部、米国家安全局に監視されていたことが明らかに」と題した記事を掲載した。

14日付の韓国KBSワールドラジオによると、米中央情報局(CIA)の元職員、エドワード・スノーデン氏から提供された情報をもとに米「プリズム」事件をスクープした英紙ガーディアンの記者、グレン・グリーンウォルド氏が著書「暴露―スノーデンが私に託したファイル―(原題:No Place to Hide)」の中で、米国家安全局(NSA)が韓国の国連代表部を監視していたと明かした。

それによると、NSAはスパイ活動を行うため、様々な形で同盟国である韓国や欧州連合(EU)、日本、フランスの国連代表部や大使館、領事館に接近していた。同紙は著書の中で、「NSAは韓国を『B級同盟国』と位置付けていた。B級同盟国は米国と限定的な協力しかできなかったため、監視対象に入れることを決めた」と明かしている。

昨年6月、英紙ガーディアンと米紙ワシントン・ポストがスノーデン氏の情報をもとにNSAの監視プログラム「プリズム」の存在をスクープした。その後、スノーデン氏は逃亡。最終的にロシア政府が同氏を受け入れ、現在はロシアに滞在している。

(編集翻訳 小豆沢紀子)