auの格安MVNO SIM向けに今の内に買っておくべきオススメ白ロムスマホ
6月3日よりケイ・オプティコムがauの回線網を利用したMVNOサービス「mineo」の提供を開始する。
これまでdocomoの回線網を利用した格安MVNO SIMサービスがほとんどだった中に、ついにauの回線網を使った格安MVNO SIMが提供される事となった。
このケイ・オプティコムのMVNOサービス「mineo」は、いきなり月額基本料金980円で1GBの高速データ通信量を付与し、テザリングもAndroidスマホなら特に制限なく利用可能、そしてMNPの転出入に対応した通話プランもわずか610円の追加料金で用意している。これまでの格安MVNO SIMの市場の中で洗練されてきた料金プランを、サービス開始と同時に高いレベルで揃えてきており、結構本気で飛ばしてきたサービスであるのが感じられる。
既に対象端末の調査も多数されているが、基本的にLTEに対応したauのスマートフォンならば、この格安MVNO SIMを使う事が出来るだろう。というわけでここではau回線網が使えるLTE対応スマホの中で、価格面でも性能面でもオススメできる白ロムauスマホを見て行こうと思う。
今後auのMVNOがケイ・オプティコム以外にも広がり、音声サービスなども似たような価格で付けられるようならば、docomo端末のように格安SIM需要から白ロム価格が上がる可能性もある。古い機種はあまり変化も無いだろうが、これから勧めていくXperiaやこれまで使い道がWi-Fi運用しかなかった富士通端末は、今の内に購入しておいてもいいかもしれない。
なおこのケイ・オプティコムのサービスでは、auのLTE回線のみが使えて3G回線でのデータ通信には対応していない。そのためauの白ロムを購入する場合は複数のLTE帯域に対応したスマートフォンを購入してもらいたい。iPhone 5のように2.1GHzのみしか対応していないととてもじゃ無いが使えるレベルにはならないだろう。13年夏モデル以降から3つのLTE帯域に対応した機種が発売されだしたので、買うなら夏モデル以降のauスマートフォンにしたいところ。
Xperia Z1 SOL23
docomo版だと未だに5万円を超えているXperiaの人気シリーズ準最新モデルも、au版ならば35,000円ほどで購入する事が出来る。
Xperiaの格安SIMでの運用を考えていた人は、今回のケイ・オプティコムのauMVNOの登場で端末購入コストを大幅に下げる事が可能だ。au版だからといって性能がどこか劣っているという事は無いので安心して欲しい。Xperia Z2がdocomo独占でauではZL2の投入となったため、フラットな背面ガラスのデザインの方が好きだという場合はau版Z1は安くてオススメだ。
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ARROWS Z FJL22
別にスマホなんて使えればいいから。わざわざ高いXperiaなんていらない、なんて人にはようやく使えるようになってきたFJL22が良いだろう。単純な数字上のスペックではXperia Z1と大して変わる所が無いにも関わらず、白ロムでの価格は15,000円を下回っている。
前回FJl22の白ロムについてそろそろ値上がりが来ると言っておきながらシッカリ下げているが、このMVNO SIM登場によって今度こそ上がると思われるので、スナドラ800で15,000円以下の白ロムという破格の内に買っておきたい一つだ。
au最新モデル、ARROWS Z FJL22の白ロム価格が18,000円前後と大崩れ中
DIGNO M KYL22
この「mineo」は格安MVNO SIMのみのコースの他に端末セットコースを用意している。その端末セットコースで使われているのKYL22となる。
MVNO SIMとのセットだと一括48,000円、24回払いで毎月2,000円のこのKYL22であるが、白ロムでの購入になると27000円ほどとなっている。こちらも単純なスペックだとXperia Z1やFJL22とほぼ変わりがない。特にオススメでも無いのだが、セットコースで契約するよりもバラして契約したほうがお得になるので、セットに魅力を感じてた人には白ロムでの入手という道がある事を伝えておきたい。
isai LGL22
auスマホなのにSIMロック解除でdocomoやSoftBankで使える万能型のスマートフォンがLGL22というスマホ。ここまで出てきたスマートフォン同様に2013年au冬モデルラインナップの1機種。というわけでスペックも他とほぼ同じ。
数百円の解除コードでdocomo回線にも繋がるので、今回のmineoのサービスが気に入らなくてもそのままdocomo回線網を利用した他社の格安MVNO SIMを利用する事ができる(mineoは1年縛りがあるが)。回線に満足がいかなかった場合でも、新たに他の端末を購入する事なくau・docomo両者のMVNO SIMへ乗り換えることが出来るだろう。ただ音声通話でdocomo・SoftBankだとトラブルもあるようなのでデータ通信回線のみの利用にしておきたい。
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こんな感じで現在auの13年冬モデルの白ロムが安いため、MVNO SIMを使う事が無くても買い時になっている。今後格安MVNO SIMの影響で白ロム価格が上がる可能性もある・・・と思うので、うまくタイミングを見て安値で掴んでください。