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ソニー生命が“タブレット”1000台導入、iPadでもAndroidでもない理由とは?
ソニー生命保険は2013年10月から、約2000店ある保険販売代理店チャネルにおける契約書類のペーパーレス化を推進するため、新型の手書きペン“タブレット”の導入を推進している。2014年5月までに約600台を導入済み。2015年3月までに1000台程度まで増やす予定だ。
ソニー生命が導入を推進しているのは、ペンタブレット大手・ワコム製の10.1型液晶ペンタブレット「DTU-1031」である(写真1)。解像度は1280×800ドットで、WindowsパソコンにUSB接続して使う。
いわゆる「タブレット端末」とは異なり、CPUやOSは搭載しない。一般消費者向けの実勢価格は6万円前後(税別)。法人が大量導入する場合は、これより2〜3割安い価格で購入できるとみられる。
自社営業担当者にはVAIOを配布済み
実は、ソニー生命は2013年3月までに、自社が直接雇用する全国の「ライフプランナー」(営業担当者)約5000人には、別のタブレット型パソコンを配備済みだ。
具体的には、ソニー製の11.6型Windowsノートパソコン「VAIO Duo 11」(写真2、製品レビュー記事)を採用している(その後ソニーはパソコン事業売却を発表=関連記事)。顧客訪問時にVAIOから「C-SAAF(サーフ)」と呼ぶ営業支援システムに接続し、商品説明や契約書の入力などに使う。
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