2014年5月15日19時07分
安倍晋三首相は15日、首相官邸で記者会見し、密接な関係にある他国を守るために武力を使う集団的自衛権について、「与党協議の結果に基づき、憲法解釈の変更が必要と判断されれば、改正すべき法制の基本的方向性を閣議決定していく」と述べ、行使容認を目指す考えを表明した。
首相の私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」が同日、首相に報告書を提出。そのうえで首相は、国家安全保障会議(日本版NSC)を開き、憲法解釈の変更に向け政府の考え方をまとめた。
首相は会見で「今後、政府与党において、具体的な事例に則してさらなる検討を深め、国民の命と暮らしを守るために、切れ目のない対応を可能とする国内法制を整備する」と主張。有事の際に邦人を乗せた米艦船を守るための集団的自衛権の行使など、検討を進める個別事例を示した。また、尖閣諸島での中国との対立を念頭に置いた「グレーゾーン事態」への対処を強化する考えを示した。
首相の表明を受け、自民、公明両党は来週から協議を始める。行使容認に慎重な公明党に配慮し、グレーゾーン事態の対処から協議する見通し。与党協議を踏まえて、首相は今国会中にも、憲法解釈の変更を閣議決定をしたい考えだ。
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朝日新聞官邸クラブ
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