|
「県道いわき石川線」9月末に通行止め解除へ
県いわき建設事務所は13日、いわき市田人町での大雨による斜面崩落で4月から通行止めとなっている県道いわき石川線について、9月30日に通行止めが解除できるとの見通しを明らかにした。
同事務所によると、土砂が崩れた斜面上部の不安定な土の塊を取り除き、モルタルを吹き付けて斜面を安定化させる。仮設防護柵を設置し、1車線の片側交互通行にして通行止めを解除する。その後、コンクリートや鉄筋などでさらに斜面を安定させ、来年1月中旬に完全復旧する予定。
今回の現場近くで2011(平成23)年4月に発生した震災後の大規模余震による崩落では、発生から5カ月後の同9月中旬に現場に迂回路が完成、12年12月に完全復旧した。完全復旧まで1年8カ月かかった前回の崩落に比べて工期が大幅に短縮される理由として、同事務所は崩れた土の量が少なかったことや、斜面の崩落範囲が短かったことを挙げる。また同線が浜通りと県中、県南地域を結ぶ重要な物流道路となっていることから、沿線住民への影響なども考慮したためとしている。
(2014年5月14日 福島民友トピックス)
|
|
|