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認知症男性の鉄道事故裁判 遺族側が上告
5月9日 17時17分

7年前、愛知県の認知症の男性が電車にはねられて死亡した事故を巡り、JR東海が遺族に賠償を求めた裁判で、遺族側は賠償を命じた名古屋高等裁判所の判決を不服として、最高裁判所に上告しました。

平成19年、愛知県大府市のJRの駅の構内で、近くに住む認知症の91歳の男性が電車にはねられて死亡し、JR東海が事故で生じた振り替え輸送の費用など、およそ720万円の賠償を遺族に求めました。
先月、2審の名古屋高等裁判所は、当時85歳の妻について、「配偶者として監督が十分でなかった」などと責任を認めたうえで、JR側にも駅での監視が十分でない点があったなどとして、賠償額を1審の半分に減額して、およそ360万円の支払いを命じました。
遺族の弁護士によりますと、遺族側は判決について、「十分な介護をしてきたなかで、義務を尽くしていないという指摘は承服できない」として9日、最高裁に上告しました。
判決については、JR側も8日に上告しています。

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