2014年5月15日01時04分
東証ジャスダック上場の大手遊技機メーカー「ユニバーサルエンターテインメント」(UE社)の海外送金問題を調べていた同社の第三者委員会は14日、会社が投資家らに中間報告書を開示していないとして、活動を無期限に停止すると発表した。東京証券取引所は経緯を調べる方針だ。
UE社をめぐっては、フィリピンのカジノ事業に絡む4千万ドル(約40億円)の送金や規制当局高官らへの接待が発覚。同社は昨年1月に弁護士らによる第三者委を発足させ、6月に社内の管理体制の不備を指摘する報告書をいったん公表した。
第三者委はその後も責任の所在などを引き続き調査。第三者委による14日の発表によると、3月18日付で新たな中間報告書をUE社に提出した。が、2カ月近くたっても公表されず、活動停止を決めたという。
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朝日新聞社会部
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