札幌ボンベ爆発:「警察に恨みはない」容疑の女供述

毎日新聞 2014年05月09日 21時20分(最終更新 05月10日 08時13分)

 札幌市北区の北海道警官舎でカセットボンベを爆発させたとして、激発物破裂容疑で逮捕・送検された名須川(なすかわ)早苗容疑者(51)の勾留理由開示手続きが9日、札幌簡裁であった。名須川容疑者は「(爆破)していません」と改めて否認し、「警察に恨みはない」と述べた。

 名須川容疑者の乗用車は、事件のあった4月3日深夜に官舎周辺の防犯カメラに映っていたとされるが、この点について名須川容疑者は、1月27日に北署の駐車場でカセットボンベが破裂した事件を推理するため「車で走った」と説明した。

 弁護団によると、名須川容疑者は昨年12月〜今年3月、窃盗容疑で北署の取り調べを受け、1月27日も調べられている。道警はこの際の不満が動機とみている。【酒井祥宏、三股智子】

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