青森県警:紙の拳銃「作り方」HP削除 ネットで話題に
毎日新聞 2014年05月14日 20時19分(最終更新 05月14日 23時40分)
青森県警は14日、ホームページ(HP)に2001年から掲載していた紙の拳銃の「作り方」の公開を中止した。3D(三次元)プリンターで製造した拳銃が神奈川県警に摘発された事件の後、批判的なメールが数件寄せられたため。青森県警広報課は「全国的に注目された事件も踏まえ、総合的に勘案して削除した。単なる(紙の)模型で安全だが、致し方ない」としている。
県警によると、市民に警察業務を身近に感じてもらうのが目的で、拳銃や警察手帳、階級章、腕章など「警察グッズ」のペーパークラフトの型紙データを掲載していた。ダウンロードした型紙をプリントして作れば「警察ごっこ」で遊べるものだったが、サンバイザー以外の作り方をHPから削除した。
「けん銃の作り方」では約70枚の写真を使って詳しく説明。出来上がる紙の拳銃は銃身と弾倉に立体感があり、ホルスター付き。HPでは「ホルスターにけん銃を入れ、右の腰にぶら下げて遊んでください」と締めくくっていた。「ホルスターは無くてもいいのですが、こういう遊びにはノリが大切だと思います」とも記載されていたが、3Dプリンター拳銃の摘発後、青森県警の「プリンターで作る拳銃」がインターネット上で話題になっていた。【森健太郎】