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意識の定義(新解明国語辞典)
いしき【意識】
定義が定まっていないにもかかわらず、その実態についてまじめに議論が盛り上がるというお馬鹿な状態の代名詞。
議論百室、侃々諤々なほど赤っ恥である。
いしきのていぎ【意識の定義】
遺伝子が処理能力を高めるために創りだした仮想ステージのこと。
仮想ステージでは、ほぼリアルタイム処理のほか、睡眠時にはバッファーの遅延書き込みや、遺伝子のバイアスが加わった妄想らの書き込み処理が脳内マップにおこなわれる。※1
21世紀までは言葉で表せるものを意識と呼んでいたが、動物愛護団体と原始人愛護団体の苦情により22世紀にその範囲が広げられた。
画像処理や、言語処理が繰り広げられるので意識はいかにも意識であるが、その実、単なる条件反射にすぎない。
いかにも意識がコントロールしているようだが、事実は逆で無駄な意識っぽい画像・言語処理の負荷により、無意識より処理スピードは低下する。
たまたまだが仮想ステージの面積とIQはほぼ比例する。
意識範囲の定義は、下等動物ではモールス信号のような2進法から始まり、高等生物になるに従い低周波から高周波までの音声(低周波)、目が備わっている生物では光による映像(高周波)まで、その解像度により、ステージのステージは上がる。※2
この、遅延処理の都合で仮想ステージが登場・発生したというのが意識の発生事由となります。
仮想ステージの場所や個数は特に大きな意義はない、たまたまそこにあるだけである。
皮肉なことにその解像度の向上とともに、反応・処理スピードは降下してしまいました。
そのため、キャシュやバッファー、さらには遅延書き込みのたぐいの技術が進化していくことになります。※3
特に処理が追いつかなかった時には就寝中にその処理が行われます。
仮想ステージに展開するときの展開場所やそのマッピング技術やインデックスのツリー構造などの進化により処理能力ははどんどん高まりました。
そして、言語が発生するに至ってはとうとう自我が芽生え、
意識はとうとう<我思う故に……>という有名なオカルトになりました。
仮想ステージ
< 本記事はSF小説の記事です。 正しくはWikiで! >
※1
脳内マップは1枚ではなく複数枚である。
脳内マップの内容によっては多重人格と呼ばれてしまうこともある。
詳細は本サイト別ページで
※2
目と耳では耳の方が反応速度は早く、視界においても中心視野より周辺視野のほうが反応速度は速い。
※3
その処理スピードの差は、紙と鉛筆と、ハードディスクほどの差です。
しかし、意識と無意識との差はハードディスクとDRAMほどの差があります。