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トルコ炭鉱爆発 救出難航 死者274人に
5月15日 7時02分

トルコ炭鉱爆発 救出難航 死者274人に
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トルコ西部の炭鉱で起きた爆発事故は、これまでに274人の死亡が確認され、今も地下に閉じ込められている数十人の作業員の救出活動が進められていますが、難航しており、犠牲者はさらに増えるとみられています。

トルコ西部のソマにある炭鉱で13日起きた爆発で、トルコ政府は、これまでに274人の作業員の死亡が確認され、およそ80人がけがをしたと発表しています。
事故当時、炭鉱内にいた787人の作業員のうち、450人近くが救助されたということですが、今も数十人が地下に取り残されているとみられています。
当局は残りの作業員の救出に全力を挙げていますが、炭鉱の中で起きた火災がまだ鎮火していないため、活動は難航していて、犠牲者はさらに増えるとみられています。
炭鉱の近くでは、作業員の家族らが夜を徹した救出活動を見守っていますが、発生から丸1日以上たち、焦りの色が濃くなっています。
事故を受けて、トルコのエルドアン首相は14日、現場を視察するとともに作業員の救出と事故原因の究明に政府として全力を挙げる考えを示しました。
しかし、首都アンカラやイスタンブールでは、「作業員の安全が軽視されていた」などと主張して市民らが政府に抗議する大規模なデモを行い、一部では治安部隊が催涙ガスで鎮圧する事態となっており、今回の惨事を巡って波紋が広がっています。

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