平成26年5月14日(水曜日)発表
平成26年5月12日(月)、愛知県で「あへん法」により栽培が禁止されている「けし(パパヴェル・ソムニフェルム・エル)」を「万重咲きポピー」の名称で販売されていたことが判明しました。
本事例については、三貴(みき)フラワーセンターからこの「けし」を購入された方から警察署への相談が端緒となり判明しました。調査の結果、販売店は近隣の農家から直接このけしを仕入れていたもので、販売店も農家も不正けしとの認識はありませんでした。
愛知県では、現在、この「けし(パパヴェル・ソムニフェルム・エル)」の回収を行っております。
写真と同様の植物(パパヴェル・ソムニフェルム・エル)を購入された方、若しくは見かけられた方は、医薬安全課または最寄りの県保健所への情報提供をお願いします。
連絡いただいた場合、「けし」を確認の上、処分します。なお、既に廃棄等された方も医薬安全課、または最寄りの県保健所まで連絡してください。
【連絡先】医薬安全課 毒劇物・麻薬・血液グループ 電話052-954-6305
販売店舗:三貴フラワーセンター(みよし市三好町西田26)
流通量:販売数量 約280ポット
対象商品:「万重咲きポピー」
販売時サイズ:3号黒色ポット(9㎝)苗
販売価格:80円
販売時期:平成26年1月中旬~3月上旬
今回販売されていたケシ
(パパヴェル・ソムニフェルム・エル)
けしには、法律で栽培が禁止されている「けし」と、そうでない「けし」があります。
法律が栽培が禁止されている「けし」の特徴については、以下のとおりです。
1 一重咲きの花は、花びら4枚で、色は赤、桃、紫、白などがあります。
また、多数の花びらがついた八重咲きの花もあります。
2 開花期の草丈は、100~160㎝です。
3 花が終わると雌しべが発達してふくらみ、だ円または球形で、上部が平たい皿のような形をした大きな果実(長さ3~7㎝、径3~6㎝)になります。
4 葉、茎、つぼみなどの外観は、キャベツの葉のような白味を帯びた緑色をしています。
5 葉、茎、つぼみの表面には、ほとんど毛がありませんが、つぼみの下の茎(花梗)た葉の裏の 主脈(葉の中心にある一番太い葉脈)には、まばらに毛がつくことがあります。
6 葉は互い違いに茎につき、上部の葉は柄がなく、その基部は茎を抱き込むような形をしています。葉の長さは10~50㎝、幅は5~20㎝です。
詳しくは厚生労働省ホームページ内、「大麻・けしの見分け方」を御覧ください。
(http://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/yakubuturanyou/other/taima_miwakekata.html)
本県では、4月14日から6月30日までの間、不正栽培及び自生の大麻・けしを全面的に撲滅するため、これらの大麻やけしの発見、除去及び大麻やけしに関する正しい知識の普及のために、「不正大麻・けし撲滅運動」を実施しています。
不正栽培又は自生している大麻やけしを発見した場合は、医薬安全課または最寄りの県保健所まで通報をお願いします。
不正大麻・けし撲滅運動の詳細についてはこちらです。
けし(ソムニフェルム種)とヒナゲシの違い
愛知県 健康福祉部 保健医療局 医薬安全課
毒劇物・麻薬・血液グループ
担当:髙村・伊藤
電話:052-954-6305
内線:3275、3276
E-mail:iyaku@pref.aichi.lg.jp
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