夕食が含まれないツアーに参加する方なら、夕飯はウユニの街でということになるだろう。
そんなあなたにお勧めしたい店がある。
「ぐるなび」にはもちろん、「歩き方」にも載っていない、「美味しんぼ」には近く掲載されるかもしれない名店である。
駅前徒歩5分。比較的華やかなレストラン街のワンブロック南西に位置する。
ウユニ駅前は中心通りからワンブロックそれるだけで、賑やかなメインストリートが嘘のように急に人通り(主に外国人)が少なくなる。
この「MILAN CENTER」を見つけたきっかけは、メインストリートのある店に入ったことがきっかけだった。
外国人が殆どを占める夕食時で、しかも満席の繁盛店に入ったのだが、その価格が「ボッタクリ」そのものだったのだ。
例えば、ボリビアの基本生活必需品、我らがコカ・コーラ2Lが、なんと
36ボリ。日本円で約540円。
540円と、聞くと「そうでもない」と感じるかもしれないが、
近くのメルカドでの相場価格が10ボリ(150円)なので、3.6倍。
日本でいけばコカ・コーラ2Lで1,000円くらいの感覚だろうか。
おそらく高山病で脳に血が十分に回っていないヨーロピアンは
「輸送費がかかってるからだよ、ここで食べチャオ」となるのだろうが
ボリビア在住7年目の金銭感覚が恐ろしく研ぎ澄まされた小生にとって、
この36ボリのコーラを出す大衆食堂はNUNCA(ヌンカ)=ありえないのである。
(5つ星ホテルのレストランでも、せいぜい20ボリといったところだろう)
しかも価格の36の部分をよく見てみると、26ボリの2の部分を強引に3に書き換えた跡。
きっと、
「36にしてもこいつら買うぞっ、へっへっへ。」と、書きかえたのだろう、
どこのボリビア人も一緒か・・・
結局、その後、同じ通りを幾つか見て回ったがこれといった店がなく、
この通りを「ボッタクリストリート」と呼ばせていただく事にした。
繁華街で酔っぱらいのサラリーマンを狙った風俗店の「ボッタクリ」ではない、
プチ高山病の旅行者に漬け込んだ極めて悪質な「ボッタクリ」なのだ。
Wikipediaに「ボッタクリストリートとは」で、寄稿したいくらいである。
そんなこんなで、諦めかけていた時に、ワンブロック隣で見つけたのが
「MILAN CENTER」である。
店内は清潔そうなのだが、客は一人もおらず、恐る恐る、メニューを見せてもらうと、ピザも飲み物も良心的な価格。
ピザはこの店で焼いているかと尋ねると、「Si(そうだよ)」ということで、挑戦してみることにした。
ピザ、パスタ、スープ、ハンバーガーと、ひと通り試したが、どれも味も良く、ボリュームも十分だった。
食べきれない分を
「朝食用に持って帰っていいか」
と聞くと丁寧に包んでくださり、接客もとても気持ちよかった。
そして、関心したのが店主の息子。
4,5歳だろうか、両親が働いている間、店内で遊んでいるのだが、突然近づいてきて、
「5ボリ落としたましたよ、おじ様。」
(落としたよ、おじちゃん。とも訳せるが、小生の脳は瞬時にこう訳出したのだ)
と差し出してきたのだ。
「拾ったものは僕の物。」「とれる客からはとれるだけ。」
が当たり前のボリビアで、こんな子がいるとは・・・・
実際、小生が落としたものではなく、それらしき人も周りにいなかったので「君のだよ」と返したのだが、ご両親の人となりがかいま見られた瞬間だった。
ただひとつ残念なのは看板と店内照明が少し暗いこと。
雰囲気がもう少し明るくなれば間違いなく繁盛するだろうに・・・
ということで、ウユニ駅近くで食事の際はぜひぜひ立ち寄っていただきたい。
電車のウユニ駅を出たところをまっすぐ歩けばぼったくりストリート。
レストランだけでなく旅行代理店、ホテルが立ち並ぶ。
賑やかな繁華街という様相だが、おいしくて良心的な値段のピザにありつきたいあなたは、
駅を出たら勇気を出して左へ。一ブロック程歩けば右側に見つけ られるはずだ。
同じ「駅から歩いて1分」でもまっすぐ歩くか、左に向かって歩くかで、値段が倍近く違うなんて!!
※ボッタクリストリート全店を確認したわけではなく、優良店もあるかもしれないのでぜひこちらのストリートにも足を運んでもらえば面白いと思う。
Author Profile
- 「会社を辞める」か「ボリビア勤務」かの究極の選択で後者を選んだ社畜です。「社畜=アマノ」としてくださっても結構。愚痴が多くなりますが、ボリビアの全てを余すところなく吐き出します。目をそらしなさんな。
おすすめ書籍
サンプル付きで機内でも安心 南米ボリビア 入国書類の書き方
ボリビア到着前の一番疲れきったタイミングで渡される入国書類。スペイン語の辞書を開く気力もありません。そんな時に便利なのがこちら。記入サンプル付きで3枚の入国書類をすらすら記入できます。
ボリビアに入国する日本人全員にお勧めします。
発行: 2014年5月 kendle版 \306 Amazonで購入
ボリビア現地キャリアでインターネット接続
南米ボリビアで現地キャリアのインターネットを接続する方法を紹介している数少ない書籍。著者はボリビア永住権を保有し現地在住6年。
ボリビア国内でトップクラスのシェアを誇るentelでインターネットの契約をするまでの流れが写真付きでわかりやすく解説されています。
発行: 2014年3月 kendle版 \100 Amazonで購入