三浦英之
2014年5月14日23時00分
米国のケネディ駐日大使が14日、初めて東京電力福島第一原発を訪問した。4号機のオペレーティングフロアや1・2号機の中央制御室などを視察し、所員に対し、「廃炉作業は日本のみならず、世界にとっても大きな教訓。米国は皆さんと共にあります」と激励した。
この日の視察には大使の長男も同行した。4号機では実際に使用済み燃料プールから核燃料を取り出す作業を見たほか、1・2号機の中央制御室では、担当者から直接、震災直後に外部電源を失い、暗闇の中で原子炉の制御作業を行った様子などの説明を受けた。
大使は視察後、記者団に「書かれたものを読むだけでは、この課題がいかに複雑なのか、理解するのが難しかった。日々このような状況で働いている職員の皆様に心から感謝したい」と語った。(三浦英之)
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