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反中抗議で500人拘束=工場操業停止、日本人学校は休校―ベトナム南部

時事通信 5月14日(水)18時2分配信

 【ハノイ時事】中国による南シナ海での石油掘削への抗議デモが激化しているベトナムで、南部ビンズオン省の警察は14日、中国系工場に対する略奪や放火を行った暴徒約500人を拘束した。AFP通信などが伝えた。ビンズオン省では日系を含むほぼ全ての工場が操業を停止。隣接するホーチミンの日本人学校は、児童・生徒の安全のため、14日午後と15日を休校にした。
 ベトナム国営メディアによると、数百人ずつのグループが各地の中国系工場に対し起こした計数千人規模のデモは、13日から激化。パソコンなどの略奪行為や、少なくとも15件の放火が報告された。ホーチミン日本商工会が14日開いた定例理事会では、日系企業でも窓ガラスを割られたり、エアコンの室外機を壊されたりする被害が約10件確認された。
 ハノイの日本大使館は14日、ベトナム当局に在留邦人と日系企業の安全確保を求める一方、日本人にデモに近づかないよう呼び掛けた。 

最終更新:5月14日(水)22時14分

時事通信

 

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