コラム:中国経済による「ニューノーマル」に備えよ=サフト氏
James Saft
[13日 ロイター] - 世界は、中国経済による「ニューノーマル(新たな標準)」に備える必要がある。習近平国家主席はこの週末、急速な景気減速の新たな兆候を受け、こうした状況に適応するよう事実上われわれに促した。
新華社によると、習主席は「われわれは、現在の局面における中国経済の特徴に基づいた新たな標準に適応し、冷静な姿勢を維持する必要がある」と述べた。
これは中国にとって単なる低成長ではなく、多額の債務や、デフレの兆候、不動産セクターの問題、非常に限られた政策の選択肢などによって複雑化された低成長を意味する。
世界にとっては、天然資源に対する需要鈍化を意味するだけでなく、労働市場の一段の正常化やインフレ見通しの改善について楽観する理由が少なくなることも意味する。
米債券運用会社パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)が広めた「ニューノーマル」という概念は、過度なレバレッジと、その後に続く金融危機による後遺症が、複雑な問題を伴う低成長の長期化を招くというものだ。
大規模な景気刺激策と、それによる不動産ブームを背景に、中国は危機直後にはそうした影響をある程度うまくかわしたものの、その成長軌道は明らかに現在、低下傾向にある。
今年の貿易は実際減少しており、2014年の経済成長率も、4半世紀近くで最も低いペースとなる7.3%を記録する可能性がある。 続く...