5月7日、2月の東京都知事選を騒がせたコンビが報道陣の前に再びそろい踏みした。
「1つの戦場で負けたけれども、大きな目標、原発ゼロの国づくりに向かって進む」
小泉純一郎元首相は、この日立ち上げた一般社団法人「自然エネルギー推進会議」の総会で、細川護熙元首相と連携して今後も脱原発を訴えていく考えを示した。
会場には嘉田由紀子滋賀県知事や民主、維新、生活などの野党政治家も駆けつけ、「政界再編の受け皿では?」との観測も流れたが、小泉氏は記者団に、
「地方選挙、国政選挙で候補者を応援することはない」
とあっさり否定した。
「安倍政権内にいる息子・進次郎政務官の立場に配慮したのでしょう。以前、11月の福島県知事選で2人が進次郎氏を担ぐのではないかという憶測が流れた際も、小泉氏が火消しに動いたと聞いています」(細川氏側近)
だが、その進次郎氏の評判が最近、芳(かんば)しくない。
「鳴り物入りの政務官就任から7カ月間、仕事ぶりを見てきた官僚や番記者の間では、『センスはいいけど、空気は読めない』という見方が広がっています」(政治部記者)
決定打となったのが、4月22日の参院外交防衛委員会。〈牛肉関税「9%以上」 TPP 日米歩み寄り〉と報じた読売新聞記事に関する質問に、進次郎氏はTPP担当の政務官として「誤報」と断言。甘利明大臣への取材現場に同紙を「出入り禁止にした」と明かしたのだ。
「役人からは『個別の取材には応じないようにしている』と穏便に答弁するようレクを受けていたのに、『出禁』と言い切った。父譲りの“変人”ぶりに役所も頭を抱えています」(前出・政治部記者)
一方、自民党内でも進次郎氏に遠心力が働き始めている。
「都知事選で党の方針に逆らって以来、ベテランからは生意気呼ばわり。菅義偉官房長官も進次郎氏に聞こえるように、厳しい発言を繰り返しているが、あまりピンときていない様子です。一度痛い目を見ないと成長しないのではないか。同じ元総理の子どもでも、小渕優子氏は目立たないが地道に勉強している。結果を出せる政治家として期待感が高まっています」(自民党関係者)
優子氏の父・恵三氏は、かつて総裁選で「凡人」と呼ばれながらも、小泉氏を大差で破った。“変人”の強敵は、やはり凡人の娘になりそうだ。
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