アニメ キングダム2(6)「美しき猛毒」 2014.05.10

(オープニングテーマ「GLORYDAYS」)・「さぁ夜が明けた今旅立ちの時」・「笑顔勇気突っ走ってくぜGLORYDAYS!」・「YoureadyornotReadyornotGo!!!」・「引き返せない旅はノンフィクション」・「YoureadyornotReadyornotGo!!!」・「待ったなし本番よーいアクション」・「風に吹かれ戸惑う事も涙に暮れる夜だって」・「それはそれできっと悪い事じゃない
(悪くない)」・「まるでバネの力みたいに」・「深く沈めば沈むほど」・「高く飛べるんだ」・「はるか先へと向かい地平線を目指そうRisingsun」・「あの朝日に手をかざして」・「同じ想いが呼んだこの出会い」・「もう一人じゃないね」・「だから僕達は今輝きの旅」・「笑顔勇気突っ走ってくぜGLORYDAYS!」大将軍への道を目指す信が若き好敵手王賁や蒙恬達と戦場で切磋琢磨し躍動していたそのころ王都咸陽では異常な事態が起きていた。
禁断の地後宮からの使者が玉璽の複製によって封緘された書簡をもたらしたのだ。
それは大王派が呂不韋派の猛威に窮する中政の実の母太后が更なる第三の勢力として名乗りを上げたに等しい出来事であった!
(壁)後宮が第三の勢力!?だとしたら話が早いではありませんか!大王様のお母上であらせられる太后様ならばこちらがお頼み申し上げれば必ずや味方に…。
(昌文君)そう簡単にいくのなら初めからそうしておる…。
殿。
それは一体…。
(政)壁…。
あっ!?は!事は…そう単純ではないのだ。
俺と母上の間柄は…。
回想・
(男女の笑い声)母上…。
うっ!わっ!うぅ…!
(太后)入ってくるんじゃないよ!
(太后)フッ…。
オイ。
(宦官)ハ。
皆の者苦しゅうない面を上げよ。
これが太后政の母である。
後に言う傾国…すなわち時の君主が心奪われ国を危うくするほどの美女であった。
太后は歳をとらぬと噂が立つほどその姿は若々しく誰にもかなわぬ独特の妖艶さをまとっていた。
心の声
(向)大王様のお母様…本当にお美しいお方だ…。
でも…何だろう?大変失礼だけど…いつ拝見してもなぜか太后様からは人の温もりみたいなものが感じられない…。
だから…ここにいる宮女全員があんなにお美しい太后様を心の底から…恐れている…。
あの後宮をこれまで我々が取り込もうと動かなかったのは太后の勢力を政に近づけぬためだ。
夏の末喜商の妲己周の褒いずれも太后ではなく王妃ではあったが朝廷に悪影響を与えた事で時の王朝は滅んだと言われている。
政の素人である女人が朝廷に絡むと凶事が起こる…。
おまけに後宮は太后に悪賢く媚びへつらう宦官どもの巣窟である。
太后を抱き込めばおのずと奴らも付いてくる。
そのうえ後宮は特別な治外法権で守られている。
ひとたび政の力を与えれば制御は難しい。
だからあの呂不韋でさえこれまであそこには手を出さなかったのだ。
(肆氏)太后様もこれまでは政治には無関心で大王様と呂氏派の争いにも沈黙されていた。
だがこれを送ってきたという事はなにがしかの態度の表れかと推察される…。
一体そこには何が…?封を解いてみよ肆氏。
はっ!?おぉ…。
ん…。
ハッ…!こ…これは…!
(若い娘)きゃは〜!ははは…!
(呂不韋)は〜っははは…!
(呂不韋)ほうれ!ムニュムニュ〜!
(若い娘)あはは…!
(李斯)丞相様。
(呂不韋)ん?少々奇妙な報告が入りました。
何かな?昨日肆氏の元を後宮の使者が訪れたと…。
まことか?
(李斯)ハ!
(呂不韋)詳しく調べよ。
(李斯)ハ!双方の監視を強めるのを忘れるな。
ハハッ!
(呂不韋)後宮か…。
ん?厄介な所が動き出したのォ…。
(壁)肆氏!太后様は何と!?はっ…白紙です!何も書かれておりませぬ!
(一同)何ィ〜!
(壁)こ…これは一体…!?どういう意味だ…!?
(昌文君)ただの悪ふざけとも取れるし…大王派と呂氏派のどちらにつくか決めかねているともとれる。
あ!大王様私も昌文君と同じ意見です。
今の所中立という意味ではないでしょうか。
あの人の胸の内は我々にはそう易々と推し量れぬ…。
俺もその白紙は中立の意味かと思うが全く別の意味があるようにも感じる…。
計り知れぬのだ…あの人は…。
あ〜ん。
今頃きっと騒いでいるだろうねぇ…。
どうして私があんな事をするに至ったか分かるかい?趙高。
(趙高)いえ…。
だろうねェ。
私ですら分からないんだから…。
おい。
(毒味役)あっハッ!次はお前が毒味でくわえたのをそのまま…。
アハハハ…。
ししかし…。
ん…!?早くおし。
あぁぁ…!ハッ!
(太后)う〜ん。
この先どんな流れになるのか…楽しみだよ。
回想うっ!
(遠ざかる足音)
(太后)あのギラついた…嫌な目のガキは一体どんな男になったかねェ…。
この書簡で今重きを置くべきは「印」。
わざわざ国王印の複製を押して送ってきたところの意図は分かりやすい。
こちらが当然放っておけぬと承知のうえで向こうは送りつけた…。
つまり「朝廷は後宮勢力に目を向けよ」と。
間違いないだろう。
ん…。
(肆氏)大王様。
ご存じと思いますが太后様の下後宮を仕切る三侍女の後ろに三大宮家があります。
氾家介家了家。
古きより陰で後宮を支える実力者達です。
我らとはまた系統の異なる力を持つ彼らですがもし味方につけるなら呂氏派との勢力図は五分に近づけます。
しかし…逆に彼らが呂氏側に付くような事があれば我々に抗う手は皆無となりましょう!
(一同)おぉぉ!
(肆氏)どちらにせよ避けては通れぬ相手。
この機に腹を据えて彼らを取り込みにかかるべきかと。
(昌文君)わしは反対だ!
(一同)おおっ!?殿!?大王様の前で口にするのは心苦しいですが無礼を承知で言わせてもらいます…。
太后様は猛毒です!
(一同)おおぉ!
(昌文君)確かに三大宮家の力は絶大ですが彼らこそ現在太后様の手足となる毒の牙!単純な足し算なら勢力は増大すると考えられますが彼らと組んで果たして本当に一丸となり呂氏派と戦う勢力になれるかは疑問です。
(肆氏の部下A)ではどうするというのだ!?このまま無視して呂氏派に流れたら一大事だぞ!
(壁)何も無視するとは言っていない!殿は「軽々しく後宮と手を組むのは危険」と言っておられるのだ。
(肆氏の部下B)だがこの書簡が来た以上我らは何らかの…。
あ…ああの…。
ん?今日はお疲れですか?なぜだ?あ…いえ…いつもとご様子が違う気がしたので…。
向はよく見てくれているのだな俺の事を…。
いっいえ!そっそんな…。
今夜は読むのはやめにしよう。
向いつも隣でじっとしているだけで悪かったな。
いいえっ!めっそうも…。
心の声
(向)あああ…。
いっいよいよなのかな…。
いよいよ私大王様と…。
ひぇ〜ん…陽ちゃんうまくいくように祈ってて…。
話し相手をしてくれるか?えっ…!?え?お前の母親はどんなだった?
(向)私の…母…ですか?ああ。
聞かせてくれ。
あ…そうですね…。
私は貧しい商家の出で母も小さな体で毎日汗だくになって店を切り盛りするおばさんです。
そそっかしくてお人好しで…全然美人でもありません。
そんな母親をお前は好きか?はい。
顔を見ると小言ばかりの母ですけど後宮にお仕えしてめったに会えなくなってからはそんな小言も何だかうれしいんです。
そうか…。
いいものだなそんな関係は…。
あ…。
大王様のお母様は本当にお美しい方です。
でも…。
ん?ああっ!いえ…!そうか向は母に会っているのだな…。
お元気か?母太后は。
(向)はい。
お会いになってらっしゃらないのですか?ああ。
もう随分会っていない。
どうしてですか?大王様と太后様ならいつでもお会いになれるのでは…?…普通の王と太后ならばそうだろう。
だが俺と母はそうじゃない。
そんな事すら難しい関係なのだ…。
え…?
(鳥のさえずり)
(馬車が走る音)ん?大王様…。
何ィ!?大王様が後宮に!?た…太后様に直接お会いに行かれたのか!お前にすら相談せず動かれていたとは意外だった。
(昌文君)うぉぉ…。
(壁)殿…。
い…いやこれはもはや大王様と太后様お二人の問題だ。
殿一つだけお教えを…。
そもそもなぜ母上である太后様が大王様をお助けになられぬのですか?あのお二人の間には一体何が?あのお二人の間には趙国の王都邯鄲において人質だった時の思い出しかない…。
つまり…「闇」しかないのだ。
大王様が9歳まで趙国にお住まいだった事は知っています。
長平の戦いの仇敵秦国の王子として日々侮辱と虐待を受けていた事も…!ならばなおさら母親として守り慈しむ立場だったのでは!?太后様が受けられた苦痛はそれ以上だったのだ。
はっ!
(昌文君)夫である荘襄王が秦国に脱出され孤立無援となった太后様は周りの者全てを憎悪した…。
本当に全ての者を…!人々の仕打ちにすさみきった太后様はついに心の糸が切れた…。
そして…ついに…我が子にまで手を掛けたのだ…!回想
(太后)政…政…死ね…。
そんなばかな!実の母親が我が子を殺めるなんて…そんな!それではあまりに大王様が…。
そんな厳しい幼少期を送りながら大王様はよく立ち直られたな…。
大王様を命懸けで闇から救い出した女がいた…。
彼女がいなければ大王様はいまだ闇の中にいたままだったかもしれない。
しかし…今の大王様でも太后様との関係には大きく影を落とされたままだ。
そんなお二人が直接顔を合わせる。
正直…会談がどこへ向かうのか見当もつかぬ…。
(太后)フフッ…。
どうした政?久しぶりに会ったのだもっと近くへ来ぬか。
それともこの母が怖いとでも?いえ…。
もっと近くへ…。
もっと…。
もっと…!
(足音)
(太后)もっと!
(足音)フン。
へぇ…。
さすがに私の息子だねぇ。
ちょっと見ない間に随分といい男になったじゃないか…政。
母上も…お変わりなく。
フン…フッフフフ…。
しかしお前からこの私に会いに来る事があるなんてねェ…。
あんたの思い描いたとおりになったねェ趙高。
うっ!
(趙高)いっいえめっそうも…。
心の声趙高…。
で?何の用だい?政。
おとぼけはおやめ下さい母上。
ん?玉璽の複製を頂きに上がりました。
お戯れにしては度が過ぎております。
この事が明るみに出れば母上は国家反逆罪に問われます。
国家反逆罪…それは大変だねえ…。
しかし私達2人の間で国家反逆罪なんて言葉が出るなんておかしいと思わないかい。
趙で一緒にあんな生活をしていた私達の間でさ。
お前と私が邯鄲にいた頃私達への攻撃は想像を絶するものだった。
金の工面の当てもなく2人ともその身を汚しながら食いつないだ。
文字どおり身を汚しながらね。
地べたを這いずるとはまさにあの事だよ。
だがそんな2人が今はどうだい?お前は大秦国の大王で私は太后。
形式上この秦国では私達の上に立つ人間は一人もいないという最上の位置にある。
なんという運命のいたずらだろうねェ。
どっかの学者が「運命は天が定めしもの」とか言ってたけどそれがもし本当ならフンッ…。
呪いの限り天を切り裂いてやりたい気分だよ!フッ…フフフフ。
お前も同じ気持ちなんだろォ?政。
教えてやろうか趙高。
私達親子が互いに会おうとしないのはあの地獄の日々を思い出したくないからさ。
ねぇ?政。
玉璽の複製をお返し下さい母上。
フン。
玉璽か…。
あんなオモチャどうでもいいよ。
欲しけりゃ帰りに宦官どもから受け取りな。
どういう事なのですか母上?なぜ急にあんな事を…。
あ〜別に…。
ただ久しぶりにお前の顔が見たくなっただけだよ…。
それでは失礼します。
もう帰るのかい?てっきり何か私にお願い事をしに来たのかと思っていたけど…。
いえ…。
とても聞き入れてもらえそうにないのでやめておきます。
おやおやまだ何も聞いていないのに随分だね。
それとも何かい。
駄目な母親に頭は下げられないのかい?フンやってみなよ。
趙から秦へ移って9年。
少しは何かが変わってるかもしれないよ。
(鳥の鳴き声)自信の不甲斐なさから王という身でありながら実権は呂不韋丞相の元にあります。
今まさにその勢力と争っていますが苦戦が続いております…。
どうか後宮勢力の力を私にお貸し下さい母上。
フン…相分かった。
もう下がってよいぞ。
追って返事を送る故楽しみにしておれ。
あ…ん…ん!あの…聞いてもよろしいですか?何だ?
(向)お噂を耳にしただけですが大王様には恩人がおられると…。
恩人…?確か…「ヒカさん」とかおっしゃる…。
ん…!あ…。

(エンディングテーマ「21」)・「君はどう思うだろう?」・「空に溶けた声を」・「剥がれて消える理由を」・「たった一言のそれくらいなんだとして」・「どんな言葉を選ぶだろう?」・「息を止めて確かめて」・「鼓動は待ちきれない」・「手を離せば今以上を求めてしまうさ」・「止まることを許さないように」・「繰り返してるのは」・「まだ答えを探してるから」・「聞かせてほしい」・「空に溶けてしまう前に」2014/05/10(土) 02:10〜02:35
NHK総合1・神戸
アニメ キングダム2(6)「美しき猛毒」[字][デ]

古代中国。春秋・戦国時代。秦国で天下の大将軍を夢見る信は、三百人隊の将となった。そして、戦場では同世代の若武者たちが、次世代の大将軍を目指し躍動していた。

詳細情報
番組内容
大王派と呂不韋(りょふい)派とは別に新たに姿を現した第三勢力・後宮。そこは政(せい)の母・太后が支配する特別な領域であり、絶大な勢力を擁するが、これまで権力争いには興味を示さず静観していた。しかし、その後宮から大王派である肆氏(しし)の元に突如書簡が届けられる。これに太后の闇を知る昌文君は強い警戒心を示す。この事態に大臣たちが対応を議論をする中、政は誰にも話すことなく一人後宮へと向かう。
出演者
【声】森田成一,福山潤,野島裕史,細谷佳正,釘宮理恵,日笠陽子,仲野裕,玄田哲章,森川智之,鳥海浩輔,諏訪部順一,【ナレーション】高塚正也
原作・脚本
【原作】原泰久,【脚本】荒川稔久,和智正喜,村山桂,白石雅彦,玉井☆豪
監督・演出
【監督】岩永彰

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
趣味/教育 – 中学生・高校生
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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