今日の物語は主人公はダ・ヴィンチは『モナ・リザ』や『最後の晩餐』などを残したしかしそれ以外にも。
飛ぶ鳥をヒントに考えられたバタバタ翼を動かす羽ばたき式の飛行器具なんです。
万能の天才ダ・ヴィンチは絵画だけでなく飛行機の開発など科学や技術にも優れた人物だったのです。
いったいなぜ万能の天才はこの世に生まれたのか?ぜひメダルはちゃんといただいて帰りたいなと。
はいそれだけは忘れないように。
山中教授の研究で将来いろんな病気が治るかもしれないっていうのよ。
大家さんそもそもIPS細胞って何なんですか?そんなこと言われたって知らないわよ。
私リケジョじゃないんだしね。
天才が考えてることは天才に任せとけばいいの。
そんなアバウトな。
まあ山中教授のような天才っていうのは古今東西あんまりいないんでしょうね。
いやいやいやいやニュートンガリレオゲーテアインシュタインまだまだいますよ。
諸葛孔明黒田官兵衛え〜ん〜あ〜なんか大事な人の名前思い出せないな。
うんこんなときはこれだ。
あ〜こんな万能の天才を忘れていたなんてもう。
万能の天才って誰のこと?レオナルド・ダ・ヴィンチのことです。
ああ『モナ・リザ』の作者ですね。
うん。
日本にも来たことあるのよ『モナ・リザ』。
40年も前の話だけどねもうそれはすごいフィーバーだったわ。
フィーバーという言葉が懐かしいね。
うん。
今からちょうど40年前世界の名画『モナ・リザ』が日本にやってきました。
極秘のうちに日本入りした『モナ・リザ』は4月17日国賓並みの護衛付きで上野の東京国立博物館に到着しました。
4月19日一般公開を前に田中首相がテープカット。
翌20日いよいよ一般公開。
『モナ・リザ』をひと目見ようと大勢のお客さんが詰め掛けました。
ルーヴル美術館と同じ温度と湿度を保つガラスケースの中から微笑む『モナ・リザ』。
世界の名画に当分上野の森は賑わうことでしょう。
ダ・ヴィンチの何がすごいってね画家でもあり科学者でもあり技術者でもありとにかくもうすごい天才なんですよ。
だから万能の天才って言われてるんですね。
うむ。
天は二物を与えずではなくて二物を与えちゃったのねレオナルドには。
レオナルドってまた友達みたいに。
大家さんもほら美貌と口達者と2つの二物をお持ちじゃないですか。
そうなんだけどあらあなたもお口が達者ね。
よし今日は天が二物を与えた万能の天才の物語だヴィンチ。
イタリアフィレンツェにやってきました。
私の後ろに広がっているのは世界遺産にも登録されているフィレンツェの町です。
ここフィレンツェの町からイタリアのルネサンスは始まりました。
そんなルネサンス期の花形スターといわれているのが万能の天才ここフィレンツェは若き日のダ・ヴィンチが修業時代を送った町。
ルネサンスの象徴的な場所です。
フィレンツェの中心地にやってきました。
たくさんの観光客がいますね。
こちらにあるのは町のシンボルでもあるこの建物にドゥオモのてっぺんの金色の丸い装飾は若き日のレオナルド・ダ・ヴィンチも参加して造られたものなんだそうです。
中世ヨーロッパで栄華を極めたルネサンスの時代。
その中心であったフィレンツェには彼のさまざまなエピソードが隠されているんです。
これでよし。
博士特製のレオナルド・ダ・ヴィンチ年表の完成です!すごいわねすばらしいわ!それほどでも。
芸術の分野科学技術の分野。
ほんとに文系と理系の両方で活躍した人なのね。
ダ・ヴィンチのことか。
博士特製のレオナルド・ダ・ヴィンチ年表を見ると彼が絵画だけでなくさまざまな分野に関心を寄せていたことがわかるんです。
ダ・ヴィンチは1452年イタリアトスカーナ地方のヴィンチ村で生まれました。
レオナルド・ダ・ヴィンチというのはヴィンチ村のレオナルドという意味なんです。
子供の頃は神童って呼ばれてたんでしょうね。
それがそうでもなくてですね。
ラテン語やギリシャ語の勉強はほとんどせず数学も足し算と引き算をちょっと学校で習った程度だったというのです。
神童じゃなかったんだ?ええ。
幼い頃ダ・ヴィンチは大自然の中で育ちました。
だから画家になってからも自然界にあるすべてのものを正確に表現しようとしたそうです。
学校の勉強を一生懸命しなかったというのがよかった。
という研究者もいるんですよ。
フィレンツェから西へおよそ30キロ。
人口1,500人ほどのヴィンチ村です。
この村の外れにダ・ヴィンチが生まれた家が残されています。
石造りの大きな家。
離れもあります。
ダ・ヴィンチの父親は裕福な人物でしたが母親は正式な妻ではありませんでした。
少年時代自然の中でたった一人で過ごしたといいます。
ダ・ヴィンチは14歳の頃フィレンツェにある大きな工房に弟子入りします。
しばらくしてダ・ヴィンチは師匠とともに1つの絵を描きます。
それがこれ『キリストの洗礼』です。
ダ・ヴィンチはこの天使の部分を描くことを任されたんですがこの出来があまりにすばらしすぎてこれを見た師匠はショックを受けて自分の筆を置いてしまったという逸話まであるんです。
これがレオナルドの人生の変わり目なのね。
こちらがその作品。
師匠が描いた洗礼者ヨハネの衣装に比べ…。
同時二十歳くらいのダ・ヴィンチが描いた天使の衣装はまるで本物のようなやわらかさと陰影が表現されているのがわかります。
ダ・ヴィンチが天才と称される最初のエピソードは映画にも描かれています。
でもその後当時禁止されていた同性愛の容疑で逮捕されてしまうんです。
あらららそうなのね。
まあ…でも天才ですからねいろいろあるのよね。
その後ダ・ヴィンチはミラノに移り住みます。
ここで当時のミラノの支配者ミラノ公に技術や芸術で役に立ちたいと強烈に売り込み水道建設の仕事をもらったんです。
水道建設って…。
技術者としても自信があったのね。
彼は戦車のデザインも描いていたそうなんです。
残されたメモやスケッチから彼がいろいろな分野に挑戦していたということがわかったんです。
画家として人を描くため体の仕組みを勉強しているうちに彼は医学や解剖学に興味を持つようになったんです。
それがこれです。
これ私がイタリアで使った1ユーロコインの柄だわ。
これこれ。
イタリアの1ユーロはダ・ヴィンチのデザインなんです。
1ユーロはフランスでは生命の木ドイツではイーグル。
ギリシャではフクロウの柄が使われているんですよね。
そんなウンチク今はいいのよ。
レオナルドずいぶんリアルに描く人ね。
ダ・ヴィンチは徹底して人の体を追究し絞首刑で吊るされた人の体もスケッチしたそうですよ。
これが実際のスケッチ。
ちょっとびっくりしてしまいますね。
ダ・ヴィンチがこれを描いた場所に行くと…。
古い宮殿。
現在は市庁舎として使われています。
レオナルド・ダ・ヴィンチが絞首刑の罪人をちょうどこの辺りからスケッチしたそうなんです。
その罪人はあの窓から吊るされたそうです。
30体以上の解剖をし骨格や内臓を描き残しています。
ん?つまりそれは画家の才能を科学に活かしたってことね。
そうです。
彼は骨格を研究するうち人間も空を飛べると考えるようになった。
1490年頃に彼が描いた飛行機の原型。
それが…これです!あらまぁ何だか鳥の翼みたいね。
そのとおり。
飛ぶ鳥をヒントに考えられたバタバタ翼を動かす羽ばたき式の飛行器具なんです。
ライト兄弟が空を飛んだのがたしか1903年。
つまりそれより400年以上前に考えていたのね。
すご〜い。
この翼を使った飛行実験というのは何度も行われダ・ヴィンチ自身も大ケガをしています。
ダ・ヴィンチの飛行実験の様子を映画ではこう描いています。
手で羽を動かし勢いをつけて崖から飛び出します。
しかし結果は…。
協力者のなかには命を落とす人もいたそうです。
いたっ危ない危ない。
大丈夫ですか?更に彼はヘリコプターのスケッチも描いていた!ヘリコプターおもしろい形ね。
ちなみに全日空のモヒカンジェットという飛行機に使われた社章はこれから取ったそうですよ。
あなた妙にマニアックなこと知ってるのね。
全日空の今のマークはこちら。
2012年まではダ・ヴィンチのスケッチから取ったものが使われていたんですね。
ダ・ヴィンチは芸術と科学の間を行ったり来たりしていました。
そのおかげで両方の才能を伸ばしたと言えるかもしれませんね。
ダ・ヴィンチは30歳の時フィレンツェからミラノに移り住みました。
私もダ・ヴィンチの足取りを追って…。
ミラノにやってきました。
ミラノはローマに次ぐイタリア第二の都市です。
レオナルド・ダ・ヴィンチはここミラノでおよそ17年間過ごしました。
ここにはダ・ヴィンチが万能の天才と呼ばれる秘密を知ることができる場所がありました。
アンブロジアーナ図書館にやってきました。
こちらにおよそ400年前に公開されたこの図書館に1,000枚以上の直筆のメモやデッサンが残されています。
うわ〜辺りいちめんが全部本で埋め尽くされています。
広い部屋の中膨大な数。
この部屋には彼の直筆の22枚の手稿が展示されています。
まず見つけたのは…。
あっこちらの手稿にはこれです。
これが飛行機の設計に結び付いたデッサンです。
どうしても空を飛びたかったダ・ヴィンチはこうして鳥の羽を研究することで航空力学につなげようとしていたんですね。
ダ・ヴィンチが残したスケッチには鳥の羽が数多く描かれています。
ずば抜けた観察力で羽ばたくより風にのるほうが飛べる可能性が高いことまで突き止めていました。
空だけでなく地上を走る自転車の設計図も残されています。
自転車のデザインはダ・ヴィンチによるものだったという説もあるのです。
ダ・ヴィンチはその優れた観察眼で植物や動物を大量にスケッチしました。
それはやがて人体に向けられます。
筋肉や骨格内臓や心臓。
そして胎児にいたるまで。
構造と働きを解き明かしました。
そのスケッチやデッサンのすべてが彼の描く絵にリアリティーを与えることになったのです。
実は彼はミラノ公が開くパーティーの演出も任されていたそうなんです。
そんなイベント屋さんまで?じゃあ結構稼いでたんじゃない?まぁ若い頃はお弟子さんでしたから今のお金で考えると年収はだいたい5〜6万円くらい。
ミラノに行ったときも年収は50万円くらいですから豊かとはいえないですよね。
それが1495年年収が6000万円に跳ね上がるものすごい大仕事が舞い込んできたんです。
それがこれ。
『最後の晩餐』です。
ダ・ヴィンチはミラノ公の部屋の壁画を描いたりパーティーを演出したりまぁその甲斐あって大仕事が舞い込んだんだね。
いろいろ苦労したのねレオナルドも。
彼はルネサンスという時代をしたたかに生きたんでしょう。
ミラノ公が没落したらルネサンスの大富豪メディチ家。
そしてフランス。
万能の天才にとってもパトロンやスポンサーは大切なんですよ。
大家さん私のスポンサーになって…。
お断り。
失礼しました。
戻ろう。
パトロンのためにパーティーの演出もしていたダ・ヴィンチはこんな意外なものも。
自動で太鼓を打ち鳴らす機械。
荷車のようになっていて持ち手を引くと歯車が回り5本のバチを太鼓に打ちつける仕組みです。
こうした音楽と物理学をミックスさせたようなことも考えていたんですね。
ダ・ヴィンチは文献に残されています。
しかも…。
そういったことにも興味があったんだそうです。
レオナルド・ダ・ヴィンチはこう言っています。
人類の知恵をすべて先取りしたような膨大な研究は絵画を完成させるためだったのかもしれません。
これは『聖アンナと聖母子』という絵です。
聖アンナというのは聖母マリアのお母さんつまりキリストのおばあさんです。
女性たちが温かくて優しい表情してるでしょ?確かに。
そういえば『モナ・リザ』も穏やかな顔よね。
ダ・ヴィンチは幼い頃母親と離ればなれに暮らしていました。
だからこそ温かい家庭や母親の面影をこの作品の女性の中に描いたのだと言われています。
どうして離ればなれで暮らさなくちゃいけなかったの?ダ・ヴィンチを生んだのは父親の使用人だったと言われています。
数年前その説を裏付けるような発見があったんです。
作品からダ・ヴィンチの指紋が見つかりその指紋を鑑定した結果彼を生んだ母親はアラブ系移民だった可能性が高いことがわかったんです。
アラブ系移民?1400年代のトスカーナ地方にはコンスタンティノープルからアラブ人の女性が奴隷として売られてきていたそうなんです。
レオナルドこうして見るとなかなかいい男なのよね。
当時の世界情勢がダ・ヴィンチの出生にまで関係していたとは実に興味深いじゃありませんか。
少年時代は母のいない寂しさから一人自然の中で遊んでいました。
そして草花や動物などを細かく観察していたのです。
万能の天才は少年時代に育まれたのかもしれません。
《レオナルド・ダ・ヴィンチが残した膨大なスケッチやメモの中にレスター手稿と呼ばれるものがある。
このメモは驚くべきことにすべて左右反転した鏡文字で書かれているのだ。
彼は左利きだったからとか何か暗号を示しているとか研究を隠すためだとか長い間世界中の人々が議論を重ねている。
ちなみにこのメモは現在マイクロソフトの元会長ビル・ゲイツが所有していることで有名だ》万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチ。
まだまだ話し足りないな。
よし次回も続きをやろう。
やりますやりま〜す。
ということでダ・ヴィンチの物語その2を紹介しよう。
ダ・ヴィンチの前にすごいライバルが現れるんだ。
「おとな旅あるき旅」今回は2014/05/10(土) 18:00〜18:30
テレビ大阪1
137億年の物語【天が二物を与えた、ダ・ヴィンチの物語 前編】[字]
今回の主人公は「レオナルド・ダ・ヴィンチ」。宇宙が始まってから現在までの歴史を描きます。池上彰の監修で、寺脇博士と相棒の相内助手がドラマ仕立てで解説。
詳細情報
番組内容
イタリア・ルネサンスが生んだ稀代の天才、レオナルド・ダ・ヴィンチは「モナ・リザ」や「最後の晩餐」を描く一方、解剖学や飛行機の開発、水道工事までやり遂げようとしました。彼は芸術分野と科学技術分野を行ったり来たりしながら、両方を開花させていったのです。レオナルド・ダ・ヴィンチの物語、その1です。
この番組は…
話題のベストセラー本「137億年の物語」を映像化。「137億年前に宇宙が始まってから今日までの全歴史」という壮大なテーマを紐解く。
寺脇康文が扮するちょっと変わり者の寺脇博士が模型やイラストなどを駆使して、わかりやすく歴史を解説。世界史が大好きな大家の宮崎美子、世界中の歴史現場を取材する助手の相内優香。ドラマ仕立ての不思議な歴史報道番組。
出演者
【博士役】
寺脇康文
【研究室の大家役】
宮崎美子
【寺脇博士の相棒・助手役】
相内優香(テレビ東京アナウンサー)
【著者】
クリストファー・ロイド
監修
池上彰
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