奇跡の地球物語 絶海に浮かぶ楽園〜青ヶ島 火山島の神秘&絶景〜 2014.05.11

東京から南へおよそ1000キロ。
昨年11月海底火山の噴火で誕生し今も成長を続ける西之島。
現在その広さは東京ドームのおよそ16倍。
いつか人が住めるようになるのだろうか?そのヒントを教えてくれる島がある。
西之島から北へ600キロ。
伊豆諸島の最南端。
八丈島から船で2時間半ヘリコプターでも20分。
太平洋に浮かぶ神秘の島。
この島も今から数万年以上前海底火山の噴火で誕生した火山島。
日本に残された数少ない秘境の島が西之島の未来を示している。
火山の専門家高田亮先生と共に秘境青ヶ島を訪れる。
今青ヶ島が見えてきましたね。
島全体が巨大なすり鉢のような形をしている。
その中央には小さな火山が見える。
島を取り囲むのはまさに断崖絶壁。
高さが300メートルを超える場所もある。
天然の砦のようなこの島で人々はどんな暮らしをしているのだろう?今回高田先生と一緒に青ヶ島を案内してくれるのは島で生まれ育った荒井智史さん。
自動車整備工場を営む傍ら島の自然に興味を持ち観光客のガイドを務める。
東京都青ヶ島村は人口174人。
日本一人口の少ない村でもある。
早速荒井さんの案内でヘリポートから島めぐりを始めた。
ここ右手が青ヶ島に1軒しかない商店の十一屋酒店なんですね。
食料品や雑貨は週4回貨物船で運ばれてくる。
さらに進むと…。
(荒井さん)ここが島に1か所しかない信号機です。
それで右手坂の上が…子どもたち今来てますけど…小学校ですね。
左下がね体育館なんです。
この島はね信号は今渡ってたみたいに子どもたちが都会に行った時に信号機をちゃんと渡れるようにっていう意味合いもあってここに建ちました。
自然が色濃く残る青ヶ島。
まずは島で一番の高台を目指す。
神秘の島を一望出来る場所だ。
高田先生と共に島で一番の高台大凸部に到着。
(高田先生)絶景ですね。
大きなカルデラですね火山の中に小さな火山…丸山っていう小さな火山があって2重になってます。
カルデラというのはご覧のようにこう…凹んだ地形ですね。
青ヶ島はその多くがカルデラの中にあり人々は火山の上で暮らしている事になる。
カルデラの下を見ますとたくさん畑がありますね。
どんなものを作っているかこれから下に下りて見てみましょうか。
丸山を左手に眺めながら車はカルデラの中へと下っていく。
走る事15分。
道の両側には畑が広がる。
作業している村人を見つけた。
こんにちは。
はいー。
畑を耕しているのはゲンさん70歳。
するとここで高田先生が不思議な光景を見つけた。
サツマイモの葉をよく見ると畑の左側は大きく右に行くほど育ちが悪い。
なぜこんな事が起きるのか?畑の土を調べてみると…。
(高田先生)温かいですよここ。
サツマイモが大きく育つ方の地面は温かい。
畑の脇の斜面を見るとなんと湯気が立ち上っている。
(高田先生)青ヶ島は活火山なんですね。
その証拠としてこのような熱い蒸気が出てるんですね。
地下には多分高温のマグマ…ないし固まったマグマがあってその上から蒸気が出てこの表面まで上がってきているんですね。
より温度の高い地面に植えられたサツマイモの方が育ちがいいようだ。
こうやって湯気が出て…熱いあれが出るのをこれを「ひんぎゃ」って言うんだじゃ。
地熱が生み出す蒸気を島では「ひんぎゃ」と呼びさまざまな形で利用している。
例えばこちら…サウナだ。
いいですよ。
最高ですよ。
島の人々は地熱をサウナに利用している。
サウナ周辺を特殊な機材で撮影すると確かに地面の温度が非常に高いのがわかる。
サウナのそばにはこんな設備もある。
天然の蒸し器「地熱釜」だ。
サツマイモをふかすところだよ。
大体20分ぐらい経てば卵がちょうど半熟ぐらいになるかな。
それでサツマイモは…ああいうのはもう1時間近く炊かないとだめだよ。
1時間後。
あ炊けてるよ。
大丈夫だよ。
うん。
大丈夫だ。
大丈夫大丈夫。
うん甘いよ。
さらにサウナの隣では料理に欠かせないあるものを作っている。
これは黒潮の海水とこの島に溢れるひんぎゃの地熱蒸気で作ってるお塩です。
はい。
海水から地熱を利用して作られる天然の塩はカルシウムを豊富に含む。
青ヶ島では食費の心配がいらないとゲンさんは言う。
魚を釣りたきゃ…釣り行きたきゃ釣る…。
山行って1人で…山でこうやってこういう事をしたけりゃ…たとえたまには…山畑の…他の…山林げ行っても山菜もあれば…。
もうこれぐらいいい島は無いよ。
金一銭無くても平気で生活やれるんだものお前。
魚も野菜も手軽に調達出来る自然豊かな青ヶ島。
そんな生活が可能なのはここが特別な火山だからだ。
普通の火山はもっと高温のガスが結構出てて有毒なものがたくさん入ってるんですね。
それに比べますとここはもうそういうものは地下の地面の中で蓄積されてて水蒸気だけが出てきてるから安心して利用してるわけですね。
昨年11月に誕生した西之島も将来青ヶ島のように人が住める島になるのか?そのカギを握るのは火山性の蒸気の成分。
有毒な成分が少なければ楽園の島となる可能性もあるのだ。
カルデラの中央部にはまるでジャングルのようにうっそうと茂る森がある。
島のガイド荒井さんと共に足を踏み入れる。
植物の大きさがひときわ目を引く。
これはオオタニワタリと言います。
沖縄地方に多く生息しているシダ科の植物ですね。
ここまでまとまってオオタニワタリが群生しているのは大変珍しいと聞いていますね。
しかしここはかつて噴火による溶岩で焼き尽くされた場所だという。
なぜその溶岩の上にジャングルのような森が出来上がったのか?高田先生によるとそこには島の形状が大きな役割を果たしているという。
先ほどいた大凸部ではビュービュー風が吹いてましたけどもここは静かで全く違いますね。
確かに木を見上げると木の葉もほとんど揺れていない。
木もよく見てもらうと真っ直ぐ上に伸びてると思うんですけど…。
これ風が当たってない証拠ですね。
この森はカルデラの中にあるため周囲の崖が風よけの効果を果たすのだ。
風の吹かないこの場所は年間の平均湿度が85パーセントもある青ヶ島の中でも特に湿度が高い。
そのため植物の生育に適しており溶岩で出来た不毛な土地にもかかわらず豊かな森が出来たというのだ。
そんな森の恵みを荒井さんが教えてくれた。
これタラノキです。
新芽が「タラノメ」として食卓を飾るタラノキ。
ただし本州のものとは少し違う。
島のタラノキはこの…木の部分にトゲが無いんですね。
タラノキは普通幹に鋭いトゲが生えている。
草食動物に食べられないようにするためだ。
しかし青ヶ島には大型の草食動物がいない。
そのためトゲが退化したと考えられている。
他にもセリやツワブキ三つ葉アシタバなどが自生しており青ヶ島の食卓には豊かな山の恵みが並ぶ。
山菜だけではない。
青ヶ島では海の幸も豊富だ。
(スタッフ)これってなんの魚ですか?トビウオ!この時期はトビウオ漁の最盛期。
この日も1000匹を超える大漁となった。
昨年11月に誕生した西之島と同様青ヶ島は火山の噴火によって姿を現した。
そこは栄養豊富な黒潮の真っただ中。
島の周りは魚たちの宝庫だ。
青ヶ島が楽園となったもう1つの理由。
それは太平洋に浮かぶ火山島ならではの海の恵みだった。
太平洋の楽園青ヶ島。
いよいよ船で島をめぐる。
大海原にそびえ立つ迫力の断崖絶壁。
そこにはマグマの生々しい痕跡が刻まれていた。
(シャッター音)
(能年)なんか夢中になって画面しか見えなくなる感じが気持ちいいです。
あっまつ毛。
EOSM2
まつ毛がある。
(シャッター音)
(能年)あっ失礼します。
なんかかっこいい。
(シャッター音)ああ速い。
タッチ。
(シャッター音)
(シャッター音)すげー。
EOSM2
ぴゅーん。

SNSの写真そのままだといいね。
ですが
(観客)うんうん。
「PIXUS」でプリントすると
(無音)
(桐谷)いいね〜!
…になります
タブレットからもう一度
いいね〜!!
もちろんカメラからも直接
(無音)やっぱりいいね〜!!
(拍手・歓声)
どんな写真もカンタンキレイ
港に向かうと不思議な光景が待ち構えていた。
釣り上げられた漁船が空中を移動して…。
港に下ろされる。
なぜこんな事をするのか?普通は入江があるでしょ?でもここ入江ないじゃん。
まん丸い島だから。
断崖に囲まれた青ヶ島には十分な広さの入江が無い。
船を高台に運び保管する必要があるのだ。
いよいよ船で島をめぐる。
露出した岸壁が目の前にそびえ立つ。
島の成り立ちを物語る光景だ。
今見えてる正面の崖には縦にこう…筋が見えますね。
マグマの通路である岩脈ですね。
下からマグマがこの岩脈を通じて上まで上がってきた…という事ですね。
縦の筋岩脈というのはマグマの通り道だったところ。
この崖はマグマがどのように地面を割って噴き出してきたか一目でわかる貴重な場所なのだ。
さらに…。
今見えてるところっていうんだから本当に火山の一番上の8合目から上の部分が見えてるんですね。
そこにまあ人が住んでるという事です。
一体どういう事なのか?周囲の海水を抜いてみると…。
実は青ヶ島は標高1500メートルを超える巨大な火山だったのだ。
水深1200メートル以上の海に取り囲まれた断崖絶壁の島。
これが青ヶ島の正体。
絶海の孤島そこには火山の成り立ちそして島誕生の秘密を解き明かす手掛かりが克明に刻まれていた。
このあとは火山が生み出した絶景。
絶壁に囲まれた空を満天の星が埋め尽くす。

(シャッター音)
(妻夫木)僕は…。
なぜわかったんですか?…影?
(シャッター音)
(シャッター音)
EOS70D
(男性)今日は写真と言葉で想いを届けるフォトレターを作ります。
気持ちをまっすぐ伝えることの大切さを感じてほしい
そんな願いを込めて私たちはフォトレター出張授業を行っています
(男の子)お父さんがいつも遊んでくれるのでこの手紙を書きました。
(一同)ありがとう!
「PIXUS」で「想い」を届けよう
太平洋に浮かぶ楽園青ヶ島。
最後に島のガイド荒井さんが特別な場所へと案内してくれた。
溶岩の上に広がる森を奧へと進む。
そこに現れたのは高さ30メートルを超える大杉。
この大杉は230年前の大噴火を生き延びたという言い伝えがあります。
青ヶ島が最後に噴火したのはおよそ230年前。
噴火の熱に耐え人が住み始めるはるか昔から大杉は生き延びてきたと言われる。
まさに島の主…島のシンボルなのだ。
夕暮れ。
太陽が空を茜色に染め太平洋に沈む時もう1つの絶景が現れる。
頭上に広がる満天の星空。
断崖絶壁に丸く縁取られ無数の星がきらめく。
青ヶ島の星空は圧巻だ。
大自然が息づく美しい青ヶ島。
そこから600キロ。
今この瞬間も成長を続けている西之島。
この島にも長い歳月を経ていつの日か青ヶ島のように命が宿るかもしれない。
富士山の裾野に桜色のじゅうたんが広がる。
初夏を告げる桜エビの天日干しが始まった。
駿河湾名物の桜エビ漁に密着。
そこには時間と戦う漁師たちがいた。
次回『奇跡の地球物語』富士山を鮮やかに彩る桜エビの秘密。
2014/05/11(日) 18:30〜18:56
ABCテレビ1
奇跡の地球物語 絶海に浮かぶ楽園〜青ヶ島 火山島の神秘&絶景〜[字]

伊豆諸島の最南端にある絶海の孤島「青ヶ島」。最大高さ300メートルの断崖絶壁が囲む神秘の島はいかにして生まれたのか?楽園で生きる人々に密着、島誕生の秘密に迫る!

詳細情報
◇番組内容
伊豆諸島の最南端に浮かぶ孤島「青ヶ島」。八丈島から船で2時間半、ヘリコプターでも20分かかる絶海の楽園。島の周囲を、最大高さ300メートルを超える断崖絶壁が囲むこの島はいかにして生まれたのか?楽園で暮らす人々の暮らしに密着しながら島誕生の秘密に迫る!
◇番組内容2
古代のミステリーから日常のふとした疑問まで、人間を取り巻くあらゆる物事を最先端科学で紐解いていく…。明日誰かに話したくなる、新しい発見がいっぱいの番組です。
◇出演者
【ナレーター】山寺宏一
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/miracle-earth/
◇おしらせ2
この番組は、朝日放送の『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。

ジャンル :
バラエティ – その他
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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