♪〜
(山田さん)分かる人?は〜い。
・聴いたことある・聴いたことあるけど何だっけ?みんなでさんはい。
『ちょうちょう』。
『ちょうちょう』。
じゃあ『ちょうちょう』の2番。
『ちょうちょう』の2番?
『ちょうちょう』の2番はすずめです。
・えっ?・よし面白いね音楽面白いね。
懐かしの童謡唱歌
その魅力を子供達に伝えています
母を慕う子供の気持ちがここにあります。
山田さんが大切にするのは歌詞
人生家族戦争
メロディーの向こうにある詞に託された思いを一緒に伝えます
はいそれでは『海』です。
今度はね「海は広いな」っていうね知ってる?・知ってる・あ〜知ってるは〜い。
この歌はね1年生の時に習うのかな?昔戦争というのがありました。
戦争があった年に作られた歌なんですね。
3番になると「お舟を浮かべてみましょう」…というのがあったんだけれどもそれはたくさん海に軍艦みたいなお船が浮かぶといいな…っていう思いで作られた歌なんですね。
♪〜海にお舟を浮かばせて♪〜行ってみたいなよその国
去年7月山田さんは日本海に浮かぶ離島を訪ねました
山口県萩市に36ある全ての小学校と中学校を無償で回っています
童謡唱歌を広めながら「教育の現場に新しい風を吹き込みたい」
そんな山田さんを萩市も応援しています
ウサギが追ってたあの山フナを釣ってたこの川。
1番は景色2番は人。
3番は「立派になっていつの日か帰って来る」…と言って出て行った時の決意だから3番はね「よ〜し頑張るぞ」っていう感じでね歌ってほしいの。
「総合的な学習の時間」を使っての出前授業
この日の締めくくりは…
この曲何?♪〜何の曲でしょう?・『七つの子』・「七つ」って何?「七つ」。
何の「七つ」?これ。
ヒナ。
ヒナ。
ヒナが七匹おる?ヒナが七匹。
ちょっと違った。
はい他に。
「七つ」とは「七歳」のこと
七歳になると昔は着物着てたの洋服じゃなくて。
着物を着てて七歳になるとね子供の着物から大人の着物に替える儀式がありました。
今でいう七五三みたいなもので…。
難しいんですけどその時にみんなが成長するのはお父さんお母さん達はとっても嬉しいんです。
嬉しいんだけど自分の手から少しずつ離れて行くと今までやってあげたことを離れてやらなくなって行くとちょっと寂しいの。
お父さんお母さん達は寂しいことがあるんだよ。
その時に自分がクッと泣くんじゃなくてカラスに鳴いてもらってるんです。
その気持ちをね。
♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜
山田さんは萩市にある大学で保育士の卵達に音楽を教えています
その合間を縫って去年から出前授業を始めました
歌の背景やエピソードには諸説あります
その中から自分が信じるものを子供に伝えることにしています
時代とともに教科書から姿を消して行く童謡唱歌
その流れに歯止めをかけたいと考えています
今は亡き作曲家中田喜直さんとの出会いがきっかけでした
『めだかの学校』や『夏の思い出』など多くの名曲を生み出した人です
一緒にコンサートを開き中田さん亡き後は楽譜もまとめ直しました
童謡唱歌の普及は自分の役目と考えるようになりました
作者は何かそこから私達にメッセージを飛ばそうと思って必死な思いだと思うんですよ。
やはり一つ一つの子供の歌でもとっても大切なものが見えて来るんですよね。
見えてしまうとこれがもう使命感に変わるわけですよね。
この素晴らしさをなぜ誰にも伝えないのかという。
もし伝えてたらこの歌をおろそかにしないだろうという。
今日は山あいの小学校を訪ねます
♪〜分かる人?は〜い。
・聴いたことある・聴いたことあるけど何だっけ?みんなでさんはい。
『ちょうちょう』。
『ちょうちょう』。
じゃあ『ちょうちょう』の2番。
すいません。
分からない?先生どうですか?ハハハハ…!そもそも。
『ちょうちょう』の2番はすずめです。
・えっ?・「朝日の光のさしこぬさきに」。
『ちょうちょう』の3番。
・え〜!?・『ちょうちょう』の4番。
「古巣を忘れず今年もここに」ってこうやって歌う。
ねぇなぜ『ちょうちょう』がこんなふうになっちゃったかというと…。
『ちょうちょう』はもともと1番だけでした
西洋から入って来たメロディーに日本語の歌詞を付けたものです
しかしその後唱歌に組み込まれる時に別の人が2番を追加
さらに別の人が3番4番を加えました
唱歌は明治初期から昭和にかけて学校教育用に作られたもの
一方童謡は大正時代以降国内の作家達が「子供に親しみやすい歌を」…という思いで作り始めたものです
去年7月豪雨災害に見舞われた山口市の阿東地区
今も避難生活を送る人達がいます
(池田さんの声)盆踊りもダメでしたし敬老会もダメでした。
皆さんと一緒に歌えたらそんな時が来るといいねって…。
この町で山田さんは仲間とコンサートを開きました
この最初の…。
雨情さんが四国へ来た時…。
とても悲しんだ。
で非常に…。
何かというと「しゃぼん玉消えた」っていうのがある。
亡くなった。
♪〜しゃぼん玉飛んだ♪〜屋根まで飛んだ♪〜屋根まで飛んで♪〜こわれて消えた♪〜しゃぼん玉消えた♪〜飛ばずに消えた♪〜生まれてすぐに♪〜こわれて消えた♪〜風風吹くな♪〜しゃぼん玉飛ばそ♪〜
(拍手)
「歌が持つ力を信じている」という山田さんが地域の人達へ贈ります
♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜花は花は花は咲く♪〜いつか生まれる君に♪〜花は花は花は咲く♪〜わたしは何を残しただろうイチニサンはい♪〜「ま〜」4つずつ。
童謡唱歌を広める山田さん
市と協力して子供達の合唱団をつくりました
少子化で町から合唱団が消えて25年
「あ〜」にしてください。
いい?喉開いて頭の後ろへ声出す。
「お〜」で行こう「お〜」で。
(子供達)お〜。
♪〜上。
♪〜
(子供達)お〜。
♪〜
(子供達)お〜。
こんなお話があります。
この歌を通してみんな分かるかな?生きている命があります。
だから…。
よし行くぞ!もう1回行くよ〜。
サンシ。
♪〜♪〜行くよ。
♪〜はい。
♪〜めだかのがっこうは♪〜かわのなか♪〜そっとのぞいてみてごらんシ〜。
♪〜そっとのぞいてみてごらん
最初は落ち着きがなかった子供達
でもひと月もすれば…
♪〜春風そよふく空を見れば♪〜夕月かかりてにほひ淡し
週に1度町の合唱団で童謡唱歌を歌ううちに生活の中にも少しずつ歌が入り込んで行きます
(水谷咲希ちゃん:水谷芽唯ちゃん)♪〜はやいくとせ♪〜おもえば
姉妹で合唱団に入った水谷咲希ちゃんと芽唯ちゃんです
(咲希ちゃん:芽唯ちゃん)♪〜今こそわかれめ♪〜いざさらば
(水谷信義さんの声)歌が家の中で流れると家の中が明るくなっていいですね。
(水谷香葉さん)鼻歌でこう家の中をうろうろしながら歌ったりとかっていうのが…。
何かね懐かしくてこう歌いたくなるっていうか。
(水谷さん)楽しい思い出とかも結構思い出しますしね。
山田さんの出前授業
子供からたくさんの手紙が届きます
「『ちょうちょう』の歌に4番まであるなんて知りませんでした」。
「それから『春がきた』すごいよねあれ。
ぜんぶが5文字あるんだから」ってね。
「それと『ななつの子』。
『ななつの子』はちょっとかなしいうたってはじめてしった」。
「バッタバッタはっぱにとまれ」
『ちょうちょう』の5番を考えた子もいました
今日の出前授業は中学生
思春期の生徒達に伝えたいことがありました
♪〜春高楼の♪〜花の宴♪〜巡る盃♪〜影さして♪〜千代の松が枝♪〜分け出でし
『荒城の月』
人の世のはかなさに思いをはせた歌です
自分達の世の中のいろんな変わることに対して自分達が「あっこれも変わった」「やっぱりこっちがいいや」「あっちがいいや」「こっちがいいや」というふうにコロコロコロコロ変わって行くんじゃなくて「天上のように月の光のように自分達はしっかりして強い意志でもって頑張って生きて行きなさいね」ってこういうことなの。
ねっちょうど自然の天体と荒れた城との対比がなされています。
「じゃあ今度元気よく歌ってみよう」って「元気よく歌ってみよう」っていうことでは「元気よく歌えたね」で終わってたと思うんですが…。
山田さんは出前授業で学校へ出向くたびに校長にも語り掛けます
もうあと一歩踏み込んでいただいて例えば『ふるさと』であると恐らく先生もあまりご存じの方がいらっしゃらなかったんですが…。
(村田校長)そうですか。
…というふうになるわけです。
ハハハハ…。
高野辰之さんという方が書かれたんですけども結婚を決意した歌ってご存じじゃないと…。
(長野校長)それは分からないですね。
そこの意味のところで3番が「志」。
その「志」が何かって…。
「志」。
そこで初めてそういう説明をすることによって子供達の心が育めるのではないかなという。
そこにもっと深い教育。
教育としての音楽が生きて行くという部分ではないかなと思いますね。
国が定める音楽の授業時間は平成14年度を境に大幅に減りました
小学校では最大3割減
中学校では半分に減っている学年もあります
どうもすいません。
どうぞ。
ありがとうございます。
そんな中萩市の教育委員会では今年度も出前授業をお願いすることにしました
山田さんの授業を見て知らないことばかりだったという中村教育長
(中村さん)この歌を聴いて感じるその心を大事にしたいです。
多分それは日本人…。
同時に自分達がこれまで教えて来たことをあらためて考えさせられたといいます
日本人の心みたいなものをつないで…。
ああいうふうに背景をうまく話ができなかったですね。
勉強不足のせいもあったんでしょうけど。
いろんなものが子供達に与える影響っていうのがあってそういうものをトータルしてだんだん子供達って成長して行くわけじゃないですか。
だからそのうちの1つとしてね大事な要素に僕はなり得ると思ってますけどね。
今日は春を待つ様子がつづられた大正時代の唱歌を中学3年生に聴かせます
♪〜春は名のみの♪〜風の寒さや♪〜谷の鶯♪〜歌は思えど世の中がまだまだ安定しない時代でした。
だから世の中もホントの春が来てほしいと。
少し良くなってはまた悪くなっていろんなまた戦争が起こって日露戦争日清戦争起こって行くんだけれどもだんだんだんだん本当の意味の日本の国も安定して行ってほしいという願いを込められた歌なんです。
そして私達の人生もそうなの。
寒くなる時もある辛い時もある。
そういう時もあるんだけれども着実に季節っていうのは来てくれる。
だから自分達も頑張って行きましょう。
春の皆さんの応援歌なんですこの歌。
♪〜時にあらずと
人生家族戦争
メロディーの向こうには幾重にも世界が広がっています
♪〜
捨てられ殺処分される犬猫は全国で15万匹以上
長野ではボランティアと行政の連携がその数を大きく減らしている
小さな命の行方を見つめた
2014/05/12(月) 00:50〜01:20
読売テレビ1
NNNドキュメント「メロディーの向こうに 海、しゃぼん玉、七つの子」[字]
童謡・唱歌の素晴らしさを広める山田真治さん(52)。山口県萩市の小中学校を回り、出前授業を行う。歌詞に託した作者の思いに寄り添い、音楽教育に新しい風を吹き込む。
詳細情報
番組内容
童謡・唱歌の素晴らしさを広めたいと奮闘する人がいる。至誠館大学准教授の山田真治さん(52)。山口県萩市内に36ある全ての小中学校を無償で回り、出前授業を行う。大切にするのは「歌詞」。時代背景、人生、死生観、家族、戦争…詞に託された作者の思いを伝える。詞に寄り添うことで音楽教育の現場に新しい風を吹き込みたいというその活動は、現代社会に生きる私たちの心に、忘れかけている大切なことを投げかける。
出演者
【ナレーター】
中里雅子
制作
山口放送
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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ステレオ
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