シリーズ世界遺産100「ロードスの中世都市〜ギリシャ〜」 2014.05.12

(テーマ音楽)
(鹿賀丈史)延々と続く分厚い城壁。
中世の騎士たちがこの要塞を盾に町を死守しました。
紺ぺきのエーゲ海に浮かぶギリシャ・ロードス島。
トルコとはわずか18kmの距離です。
高さ20mの城壁が4kmにわたって旧市街を囲んでいます。
この町を築いたのは14世紀にこの島に移り住んだ聖ヨハネ騎士団です。
騎士団は城壁の内部に迷路のように広がる石造りの町並みを築きました。
当時ロードス島はキリスト教勢力の最前線としてイスラム世界への牙城となっていました。
当時の館がそのまま残る…。
騎士団はフランスやイギリスなど8つの国の貴族の子息によって構成されていました。
館にはそれぞれの国の紋章が刻まれています。
騎士たちはここで出身地ごとに共同生活を営み結束を固めました。
高台にそびえるのは…。
火薬庫の爆発で崩壊しましたが20世紀全面的に修復されました。
ここは騎士団員の会議などが行われる行政の中心でした。
騎士団の富を支えたのは祖国からの膨大な寄付金でした。
慈善医療の団体として始まった聖ヨハネ騎士団。
やがて軍事組織化した騎士たちは豊かな財源でキリスト教勢力の最前線に強固な城を築き上げたのです。
町を取り囲む城壁はその象徴です。
当時城壁は薄くて高いものが般的でした。
しかしロードスの城壁は分厚くどっしりと造られています。
東地中海で最も堅ろうとたたえられた城壁。
オスマン軍の大砲に備えるためでした。
1480年オスマン軍がロードス島に攻め入る様子を描いた絵です。
この時オスマン軍は疫病に悩まされ敗退します。
しかし1522年ついに10万人のオスマン軍が襲来します。
オスマン軍は1つ300kgの石の弾で1日100発を超す激しい攻撃を展開。
しかし城壁は簡単に崩れ落ちることはありませんでした。
騎士600人よう兵1,500人。
そして市民も丸となり5か月にわたって戦い続けました。
オスマン軍は城壁の下に無数の地雷を仕掛け攻撃します。
そしてついに壊れた城壁の透き間からオスマン軍が突入し騎士団は降伏することになるのです。
エーゲ海に浮かぶロードス島。
今も残る城塞が200年続いた騎士団の栄光と敗北を伝えています。
2014/05/12(月) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「ロードスの中世都市〜ギリシャ〜」[字]

騎士団の栄光 ▽文化遺産 【語り】鹿賀丈史 【テーマ音楽】久石譲

詳細情報
番組内容
騎士団の栄光 ▽文化遺産 【語り】鹿賀丈史 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】鹿賀丈史
音楽
【テーマ音楽】久石譲

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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