生字幕放送でお伝えします≫霧がかった函館のシンボル函館山です。
私たちは函館山の森の中にいますよ。
≫この中のどこかにいるんですよ。
≫分かりますかね。
空気が、きれいですね。
≫ちょっと空気がしまった感じひんやりしますけど、でもすがすがしい感じがしますね。
≫私たちは山頂から少し下った函館山の中腹市民に親しまれている登山道にいます。
≫緩やかな勾配でしてハイキング気分で1時間ぐらいで頂上に到達することができるそうですよ。
≫今日の私の格好、見てください。
こうして、防寒対策と動きやすい靴などに気をつけていただければ今日の私のような比較的カジュアルな格好でも登山を楽しむことができるんです。
そして実は、函館山には貴重な自然がいっぱいあるんですよ。
めったにお目にかかれない絶滅危惧種の美しいお花や函館の絶景をたっぷりご紹介したいと思います。
≫先ほど映像、ちょっと街が映ってその奥が函館山でした。
街が、これだけ近いのに自然がいっぱい。
もしかしたら動物にも会えるかもしれません。
≫鈴木さん、いかがですか?≫えっと、ガスりすぎてて…。
函館山、一切見えていない状態ですもんね、今。
≫見えてないですか?おかしいな。
≫私たち、どこにいるんでしょうか、みたいな。
一切、やっぱり…。
今、中腹辺りですか。
山の。
≫中腹にいるんですよ。
≫大体高さ200mぐらいのところにいますね。
昨日の雨があがりまして今は、ちょっとあがりかけなんですがまだ霧が濃いような感じの状態です。
≫きっとこれから霧がさっと晴れて皆さんに絶景をお届けできると思います。
早速、自然を探しに出かけていきましょう。
≫よろしくお願いします。
≫全国的には、もう夏なんですけれども北海道は、これから春の花々が咲いて野鳥が飛び交う季節を迎えるんです。
≫この函館山といいますと標高が334mなんですね。
先ほど気温を測りましたら15度でした。
地表よりも少し気温が低いということで春の訪れも、地表よりはちょっと遅いということで今ぐらいがちょうど春に入り始めたかなというのがこの函館山の今の状況ということかもしれません。
≫車で中心部から10分ということで函館の朝市であったりベイエリアでおいしいものを食べてからこの函館山に登ろうっていうのもいいかもしれません。
≫ダイエット代わりに登ってみるのももしかしたらいいかもしれませんね。
≫おいしいものを食べて運動して。
いいですよね。
≫自然いっぱいの函館山ですから600種類以上の植物が咲くといわれてましてこの時期になりますと毎日のようにいろんな種類の花が出てくるんですね。
そんな花を、今日はいくつかご紹介していきましょう。
≫鈴木さん、お花、好きですか?≫お花、そうですね、好きですよ。
やっぱりいいですよね。
桜の季節になるとお花、いいですよ。
≫そうですよね。
≫ごめんなさい本当のこというと花、あまり興味なかったかもしれないです。
≫ちょっと待ってください!それは困ったな。
困ったんですけど、この時期北海道ならではのお花を紹介させていただきたいと思います。
≫今日は、秋元さんが花の名前を書いてくれましたのでそれも一緒にお楽しみください。
≫こちら、ヒトリシズカです。
≫花言葉が、隠された美といわれていますね。
ごらんのように、ひっそりと静かに咲いていると思いませんか。
本当、かれんですよね。
大きさも、本当に繊細なんですよ。
≫かわいいですね。
≫かわいらしいでしょう。
≫本当にかわいいと思ってますか?≫いや、かわいいな。
≫ちょっと珍しい形ですよね。
≫隠された美ですもんね。
堪能しました。
じゃあ、2人で行きましょう。
次の花は、なんでしょうか?≫続いては、ハーブの一種になっているお花を紹介したいと思います。
こちら、クルマバソウです。
≫乾燥させますと桜餅に似た香りがするんですよね。
クルマバソウ意味、分かりますかね?車のように見える葉っぱということなんですが。
これ、上から見るとよく分かるんですよね。
上から見ますと車輪のようにきれいに放射線状に葉っぱが出ている。
これがクルマバソウという名前の由来だそうです。
≫これ、ハーブはあれですか。
なんか、お茶的なものに入れたりするってことですか?≫お菓子に出たりして風味付けなどに使われたりするそうです。
その香りが桜餅に似ているんですって。
≫小さくて、かれんな花です。
≫ここで、鈴木さんぜひ、自分で山を歩いている感じを体験していただこうかなと思いますのでカメラさんに先に行ってもらうようにしましょうか。
こういう感じで。
≫うわあ、景色が…。
これ、すごい難しいですよ。
≫でも、緑が鮮やかでとてもきれいですよね。
≫いいですね、本当に。
なんか今日、東京は結構湿気が多くて蒸し暑いらしいんですよ。
≫そうですか。
ここは過ごしやすいですよね。
ちょっと、秋元さんさっき寒いっておっしゃっていましたけど。
≫ちょうどいいぐらいになってきました。
≫では、私たちの横にいるお花を見ましょうか。
≫続いて、いってみたいと思うんですけれどもこちらになります。
オオカメノキ。
≫目立っているのは白く見えている部分ですね。
これ、花のように見えている部分これ、実は装飾花というものです。
いわば飾りのようなものなんですね。
この飾りのような花が虫を集めます。
虫がどこに行くかというと真ん中あたりのこの黄色い部分のほうにいきます。
そこで、おしべとか、めしべの受粉をするということなんです。
≫飾りの花ということですね。
≫こんなにちょっと歩いただけでものすごい種類の花があるんですね。
≫そうなんですよ。
この季節、どんどん春になりますから雪も解けましてどんどん、いろんな花も出ているというのがこの時期なんですね。
≫香りはどうですか。
≫しないです。
≫香りしない!残念!≫しました。
ほのかに甘い香りが…。
≫雨が降ったから香りが分かりにくいかもしれません。
≫控えめなんですね。
≫はい。
いい香りがしますよ。
≫続いては、植物の一生をいちどきに見ることができる植物をご覧いただきますよ。
続いては、こちらになります。
≫こちら、オオウバユリです。
≫これですよ。
≫枯れてます?≫そう思いますでしょ。
枯れてます。
これ、去年ここに花が咲いて散りました。
で、もともとどういう植物だったかといいますと見ていきましょう。
下にあります。
これです、この大きな緑の葉っぱこれが7年から10年ぐらいかかって1度花が咲くといわれています。
これが、さっきの枯れた木ぐらいの高さまで伸びるわけです。
7年とか10年とかたってようやく花が咲く。
花が咲くと、ここから種がパッと散るんですね。
そうやって子孫を繁栄させているんです。
ですから、ここの周りには同じような葉っぱがいっぱいあって、ちゃんと子孫を残しているということなんですよね。
≫1回しか咲かないんですか?≫そう。
7年とか8年とかに1回しか咲かないので出会えたらラッキーです。
≫こうした貴重な姿に出会えるのが函館山なんです。
≫すごいですね。
≫こうした美しいお花を毎日欠かさず見る人がいるほど函館山登山はとても人気なんです。
その登山客の目を楽しませているのが、こちら。
少し見えてきたかな。
≫見えましたよ!≫これぞ函館という真ん中が、スーッとくびれた感じの大地が見えておりますか。
≫本当だ、くびれてますね。
函館ってくびれてるんだ。
≫今回、よく覚えていただいたらと思います。
≫いかがですか、この絶景。
≫気持ちいいですね。
≫雲もだいぶ晴れましたね。
よかった、よかった。
≫山頂よりも低い位置にあるので函館市街地を間近に感じることができるんです。
≫見ていきますと画面の真ん中よりちょっと左寄りぐらいですかね。
この辺りがベイエリアといいまして多くの観光客がいらっしゃるところ赤レンガ倉庫群が見えていますね。
ここも観光地です。
≫聞いたことあります赤レンガ倉庫。
≫それから、下のほうにカメラを動かしていきますと…。
≫函館のシンボルハリストス正教会を眺めながら運がよかったら、鐘の音を聞くことができるかもしれません。
≫なんてロマンチックなんですか。
≫ロマンチックですよね。
こうして、観光ガイドなどでよく見る場所も上から見下ろすとまた違った印象で楽しめますよね。
≫こういった静かな環境で絶景を楽しむことができるってことで地元の写真愛好家も非常によく集まって写真を撮るという穴場の場所にもなっています。
登山者の目を楽しませてくれるものはまだまだ、ありますよ。
≫半島の先端にそびえて三方を海に囲まれた函館山は街と隣り合わせにありながら自然が、とても豊かなんです。
こちらは、春の訪れとともに咲く貴重な花。
見てください。
コジマエンレイソウです。
絶滅危惧種に指定され北海道南部のごく限られた場所でしか見られない花です。
ビロードのような花びらをしているんですよ。
街のすぐ近くで自生しているのは函館山以外ではあまり例がありません。
登山道から気軽に見られるのも函館山ならではです。
≫こうした貴重な自然が残っているっていうのは函館山の歴史と深くかかわっているんですね。
出てきました、こちら終戦まで使われていた砲台の跡です。
この函館山には敵の上陸を阻止するための大砲がかつて設置されていたんですね。
およそ半世紀の間一般の人の立ち入りが厳しく厳しく規制されていました。
ですから、手付かずの自然が残されたということなんですよね。
今も、こうやって残ります軍事要塞の跡。
貴重な歴史遺産なんです。
≫そして現在、函館山は地元の子どもたちの遠足コースになっています。
この日、小学生たちが訪れたのは軍事施設として使われていた貯水槽の跡です。
≫かつては軍事要塞として利用された函館山。
その歴史が私たちにこの、すばらしい自然を残してくれたんです。
≫私たちがここ歩いている場所も昔、軍事物資を運んだ道で今は登山道になっています。
鈴木さん、この豊かな森一見、豊かな森に見えるんですが実は、厳しい条件の中で木々が育ってきたんです。
その象徴が、こちらになります。
≫なんだろう?≫函館山というのは安山岩の塊でできているようなものです。
これ、今むき出しになっているのが安山岩です。
少しずつ植物が木や根を伸ばして、森ができてきたということなんですよね。
今、ちょうど岩から、なんとなく根っこが見えていましてこういうのがちょっとずつ重なってこの函館山という自然を作っているんですよ。
≫函館山ができるまでは普通の山ができるよりもだいぶ時間がかかったということですか。
≫そういうことなんですよね。
それから、やっぱりバランスも絶妙ということもありまして厳しい自然ということもいえるかもしれません。
こういうところからも見えるんだよという函館の状況の象徴みたいなもの。
特有の景色といえると思いますが次もそういったものをご覧いただこうと思います。
≫岩の上に土がかぶさった形でできているんですね。
≫そうなんですね。
≫行きますとこの辺りなんですけれどねカシワの木が多く生えているんです。
なぜだか分かりますか鈴木さん。
≫カシワの木が多く生えてる。
なんでだろう。
ここの部分だけですか?この一帯にカシワの木が生えてるということですよね。
≫そうなんです。
この辺りはですね海が近いので潮風に強いカシワの木が多く残るようになりました。
≫秋元さん、難しすぎますよ。
≫鈴木さんだったら答えられるかなと…。
なんでも知ってる鈴木さんならいけるかと…。
無理でしたね。
≫なんでも知ってる鈴木さんっていうくくり初めてされましたけど。
≫ちょっと強引でしたね。
すいません、優しさがなかった、私に。
≫そうか、海風が吹くところはそれに強い植物が生えているということですね。
≫そうなんですね。
そして、行きますと見えてきますかね。
≫この辺りも大体カシワの木なんですね。
≫鈴木さん、木の生え方ちょっと、見てみてください。
≫ちょっと、なんとなく手前…。
岩側に伸びていますね。
≫そうなんです。
山側に倒れているんです。
こちら、海風が強くこの場所が、ちょうど風の通り道、谷から…。
≫谷からの風がすーっと画面でいうと、左から右側に風が、うわーっと吹き抜けるということなんです。
≫これ、山側に木々が倒れているんです。
≫海側、潮風が強いからカシワの木が残る。
そして、こちらのほうの花は守られるということで地面に先ほどのような花が咲いているということなんですよね。
≫これ、絶妙なバランスで今の自然が保たれているということなんですね。
いろんな条件があって。
≫そう、そこをお伝えしたかった。
≫そして、木が多い場所には野鳥も、たくさんいるんです。
ちょっと、しばらく鈴木さん、一緒に耳を澄ませてみませんか?≫はい。
耳、澄ませてみます。
(鳥の声)≫いろんな鳥、聞こえますよね。
≫ちょっとカラス、静かにして。
≫鳥のさえずりなんかも聞こえると思います。
街から10分でこのような静かな場所に来ることができるんです。
≫函館山は、1日のうちで時間帯によっても表情を変えるということになっています。
こちら、見てみてください。
≫まずは、早朝。
山から眺める朝日です。
日の出を見に毎日のように山を登る市民も少なくないんですよ。
木々の木漏れ日がきれいな午前中は植物たちが生き生きとした姿を見せてくれます。
本州では高山地帯でしか見られない日本固有種のシラネアオイ。
函館山では、この時期あちこちで見ることができます。
およそ600種類以上の植物が自生する函館山はまるで、お花畑のようです。
≫この函館山の自然植物だけじゃないんですね。
足元の草花から目を上に転じて木々のほうに移しますとさまざまな種類の野鳥も観察できるんですよ。
ものすごいカラフルできれいでしょ。
本州では深い森でしか観察できないキツツキの仲間、アカゲラもこの函館山登山の途中で見かけることもあるんです。
≫運がよければキタキツネに出会うことができるかもしれません。
まさに、自然の宝庫ですよね。
そして、1日の締めくくりは夜景も忘れてはいけませんよ。
函館山は、魅力いっぱいの山なんです。
こうして、一日中自然散策を楽しめる函館山ですが、これからとっておきのスポットをご紹介したいと思います。
この先に、ちょっと恥ずかしがりやの動物がいるんですけれども。
≫見てみましょうか。
実は、この石垣にリスがいるんですね。
出てきてくれるかな。
この石垣も先ほどご紹介した軍事施設の名残ではあるんですがこの石垣を巣穴にしているリスがいるんですが。
≫鈴木さんにも、ぜひ見ていただきたいんですけど…。
≫実は、30分ぐらい前にいたんですよね。
どうかな、無理かな?じゃあ、これを見せちゃいましょう。
これが、一応用意しておきましたシマリスというものがね。
体長がおよそ15cmぐらい。
10月から4月まで冬眠しているということでこの時期になりますと子どもも生まれて活動が活発になるということなんですよ。
≫じゃあ、割と頻繁に見られるんですか、今。
≫これからの季節は、はい。
特に、この辺り人がよく通るのでシマリスも出てきてくれたりすることもあるんですが。
無理かな…。
そんなこともあろうかと一応、写真も用意しておいたんですがそれがよくなかったかな…。
≫出てきてくれたらうれしいんですけど。
≫残念ながら、一切気配を感じないですね。
≫出てくるのを待ちますかね。
ということでちょっと歩いたので座って一服しましょうか。
甘いものも用意してみたりしたんですが。
これ、全部ですね函館山をかたどった地元のお菓子です。
こういうのになるぐらい函館市民には親しまれているということなんです。
これなんか分かりやすいですよね。
函館山はこういう形をしているんですね。
≫では、いただきます。
(はな)蓮様!2014/05/13(火) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
ひるブラ「自然の宝庫 函館山を登る!〜函館市〜」[字]
大観光地の函館にあって『函館山トレッキング』は、“通な楽しみ方”。特に山菜や花が顔を出し、リスが駆け巡る春は、絶好の季節だ。函館山のディープな魅力を堪能する。
詳細情報
番組内容
【ゲスト】秋元才加,【コメンテーター】鈴木浩介,【司会】村上真吾 〜函館市から中継〜
出演者
【ゲスト】秋元才加,【コメンテーター】鈴木浩介,【司会】村上真吾
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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