(テーマ音楽)
(鹿賀丈史)フランスに拠点を置きヨーロッパ中に広がったテンプル騎士団がポルトガルに残した栄華と悲劇の跡です。
ポルトガル中央部のトマールに勇敢さで名をはせ多くの伝説に包まれたテンプル騎士団の足跡が残されています。
十字軍で大きな役割を果たしたテンプル騎士団は修道士であると同時に戦士でもありました。
12世紀にはグアルディン・パイスの指揮の下に当時イベリア半島を支配していたイスラム勢力との戦いに加わり勇名をはせました。
その功績に対してポルトガル国王からトマールの地が与えられます。
騎士団は堅ろうな城さいと聖堂を築いてここをポルトガルでの拠点としたのです。
トマールの修道院はテンプル騎士団の聖堂を核として400年にわたって増築されたもの。
これが最初の聖堂です。
堅ろうな建物で16角形となっています。
テンプル騎士団の聖堂の中です。
16角形のドームの下には8角形の祭壇があります。
8は中世キリスト教世界では象徴的な数字でした。
ノアの箱舟で助かったのは8人。
イエスは8日目に死からよみがえり復活したとされます。
「聖書」に8という数は頻繁に登場します。
8角形はまた2つの4角形を組み合わせて出来ますが中世ではこの4も神聖なものを表す数でした。
トマールの修道院の館長はこう言います。
テンプル騎士団の騎士たちは馬に乗ったまま8角形の祭壇で祈りをささげそのまま戦場に出向いたと伝えられています。
テンプル騎士団の活動が終わったのは14世紀初めでした。
騎士団の豊かな資産に目を付けたフランス国王が根拠のない罪をかぶせて弾圧したのです。
その後テンプル騎士団の聖堂は修道院となり400年にわたって増改築が繰り返されていきます。
トマールの修道院にはそれぞれの時代の建築様式が見られます。
中でもこの大窓には異国の植物や船のロープが刻まれ大航海時代の装飾の傑作とされています。
テンプル騎士団の小さな聖堂はポルトガル最大の修道院となりそれぞれの時代の確かな足跡を刻み込んでいるのです。
2014/05/14(水) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「トマールの修道院〜ポルトガル〜」[字]
テンプル騎士団の足跡 ▽文化遺産 【語り】鹿賀丈史 【テーマ音楽】久石譲
詳細情報
番組内容
テンプル騎士団の足跡 ▽文化遺産 【語り】鹿賀丈史 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】鹿賀丈史
音楽
【テーマ音楽】久石譲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
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