殺人未遂容疑:拳銃奪い発砲、警官が負傷…男を逮捕 愛知

毎日新聞 2014年05月14日 13時20分(最終更新 05月14日 14時41分)

発砲現場 地図
発砲現場 地図
男が警官の拳銃を奪い発砲した現場周辺を調べる捜査員=愛知県知立市昭和で2014年5月14日午後1時29分、兵藤公治撮影
男が警官の拳銃を奪い発砲した現場周辺を調べる捜査員=愛知県知立市昭和で2014年5月14日午後1時29分、兵藤公治撮影

 14日午前11時40分ごろ、愛知県知立市昭和9の知立団地敷地内の路上で、男が県警安城署員から拳銃を奪って発砲した。弾は同署地域課の平岩直樹巡査部長(51)の右腕を貫通した。平岩巡査部長に意識はあるという。別の警察官が男を取り押さえ、殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。【大野友嘉子、山本佳孝】

 県警によると、「上半身裸の男がいる」と110番通報があり、署員2人が駆けつけたところ、男ともみ合いになったという。男は50歳ぐらいで、通報時には棒のようなものを持っていたという。拳銃からは2発が発射されたとみられる。

 現場は東海道新幹線三河安城駅から北へ約2・5キロにある団地の中。北50メートルに小学校があり、集合住宅や一戸建て住宅が建ち並ぶ住宅街。規制線が張られ、中では多数の警察官が地面を調べており、近所の人たちが不安そうに見つめていた。

 近くに住む無職女性(30)は「銃声は聞こえなかったけれど、パトカーの音で来てみたら、警察官がいっぱいいた。近くでこのようなことが起きて怖い」と表情をこわ張らせた。

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