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「乾式貯蔵施設が条件」 知事、再稼働で認識

(2013/11/ 1 07:58)
川勝平太知事と面会する中部電力の水野明久社長(右)=31日、都内

 川勝平太知事は31日、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の再稼働条件の一つとして「敷地内に(使用済み核燃料の)乾式貯蔵施設ができなければいけない」と述べ、施設の完成が必要との認識を示した。都内で中電の水野明久社長と面会後、記者団に語った。
 水野社長は会談後、乾式貯蔵施設について「現在、設計している段階」と記者団に説明し、完成時期は未定とした。知事が再稼働の条件に施設の完成を挙げたことには「それは知事の考え。国でこれから議論される」と述べた。
 水野社長は来年4月からの電気料金の値上げを国に申請したことを知事に報告した。「3期連続の赤字が避けられない状況になってきた」と理解を求めた。知事は県で独自に値上げの妥当性を検証する考えを伝えた。
 水野社長は料金算定の根拠となる原価計算で、浜岡原発3、4号機の再稼働を仮定したことに触れ、「あくまで再稼働とは関係ない」とした。知事は会談後、記者団に「再稼働を見込んだ計算式は現実性が低い」と述べた。
 水野社長は浜岡原発が立地する御前崎市の石原茂雄市長とも市役所で面会した。石原市長は面会後、「とにかく浜岡原発の対策を第一にやってほしい。再稼働の話は工事が終わってから」と話した。

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